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「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議第3回会合が長崎で開催されました
コンベンション
2023.12.13

「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議第3回会合が長崎で開催されました

2023年12月8日~9日、「核兵器のない世界」に向けた国際賢人会議第3回会合が出島メッセ長崎で開催されました。会合には核兵器国、非核兵器国双方の委員15名のうち13名が対面で出席したことに加え(1名はオンラインで部分参加、1名は欠席)、開催地長崎の有職者、政治リーダーらが出席し、率直かつ忌憚のない議論が行われました。
株式会社コングレは、本会議の会場設営・参加者接遇など、会議運営全般の業務を担当しました。また、会場となった出島メッセ長崎は、コングレが指定管理者の構成員として施設の運営を担当しています。PCOとしての会議運営と指定管理者としての施設運営の両面から、本会議の成功をサポートさせていただきました。

国際賢人会議は、2022年1月、岸田文雄内閣総理大臣が施政方針演説で立ち上げを表明。核兵器国と非核兵器国の双方からの参加者が、それぞれの国の立場を超えて、知恵を出し合い、また、各国の現職・元職の政治リーダーの関与も得て、「核兵器のない世界」の実現に向けた具体的な道筋について自由闊達な議論が行われることが期待されています。

初めて被爆地である長崎で開催された第3回会合は、石原宏高総理大臣補佐官が歓迎の辞を述べつつ岸田総理大臣の開会挨拶を代読し開幕しました。
2日間の4つのセッションでは、核軍縮を取り巻く現下の国際情勢や安全保障環境を踏まえ、今日的視点から核軍縮を進める上での課題について深く検討を行うとともに、核軍縮分野で優先的に取り組むべき事項や国際賢人会議の今後の議論の進め方等について闊達な議論を行いました。

また、セッション前の8日午前には、本会合に参加した委員が、被爆の実相についての認識を深めるべく、被爆者による被爆体験の講話に真剣に耳を傾けるとともに、平和公園における献花、原爆資料館及び旧城山国民学校校舎視察が行われました。

9日、岸田総理大臣が、国際賢人会議の議論の内容について参加者から報告を受けた上で閉会セッションに臨みました。岸田総理大臣は、自由闊達な議論を通じて「長崎を最後の被爆地に」という共通の決意を新たにすることに国際賢人会議の意義があり、そうした観点から、委員が被爆の実相について理解を深めたことは何物にも代えがたい、自分は、「核兵器のない世界」に向けて、引き続き国際賢人会議の叡智を得つつ強いリーダーシップを発揮していく旨を述べ、無事に閉幕しました。

写真出典:外務省X公式アカウント