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「第21回MICEイノベーション研究会」を開催しました~MICE施設の挑戦!「アイデアピッチコンテスト」と「これからのMICE施設を語るパネルディスカッション」
展示会・イベント
2022.12.13

「第21回MICEイノベーション研究会」を開催しました~MICE施設の挑戦!「アイデアピッチコンテスト」と「これからのMICE施設を語るパネルディスカッション」

2022年12月5日、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)と株式会社新産業文化創出研究所(東京都千代田区、代表取締役所長:廣常 啓一)は、「第21回MICEイノベーション研究会」をオンラインで開催しました。
今回の研究会のテーマは「MICE施設の挑戦!」です。第1部は、名古屋市国際展示場(愛称:ポートメッセなごや)が2023年2月に開催する「アイデアピッチコンテスト」に関するご案内。第2部は、MICE施設に関わる開発事業者・施設運営管理事業者・MICE企画運営事業者による「パネルディスカッション」を実施しました。

第1部 ポートメッセなごや「アイデアピッチコンテスト」

第1部では、名古屋市 観光文化交流局 MICE推進室 主幹 柳原 貴人氏、ポートメッセなごや 指定管理者(株式会社コングレ)近藤 真司が、2023年2月22日にポートメッセなごやで開催する「アイデアピッチコンテスト」についてご案内しました。

ポートメッセなごやは、1973年に名古屋市金城ふ頭に建設された中部地区最大規模の国際見本市会場です。2022年10月1日、新設の「第1展示館」と「コンベンションセンター」が開業しました。
株式会社コングレは、公益財団法人名古屋観光コンベンションビューローとともに、指定管理者「ポートメッセなごやMICEコンソーシアム」として、施設の管理運営を担当しています。

「アイデアピッチコンテスト」は、“ハコを超える!”をテーマに、日本国内のスタートアップ、事業会社、団体、教育機関(学生からの提案も可)から、ポートメッセなごやがイベント主催者に選ばれる施設になるために導入する技術(テック)やサービス、アイデアを募集するコンテストです。「MICEイノベーション研究会」との共催で開催されます。
発表では、施設紹介動画と基本情報を紹介したのち、「アイデアピッチコンテスト」の開催概要や募集内容、課題やニーズを説明しました。

【アイデアピッチコンテスト(最終選考会)/第22回MICEイノベーション研究会 開催概要】
■開催日程: 2023年2月22日(水)13:00~17:00(予定)
■会場: ポートメッセなごや コンベンションセンター ホールA

■募集する事業アイデア
01 ポートメッセなごやの施設としての価値を上げるような技術(テック)・サービス・アイデア
02 利用者(イベント主催者など)や一般来場者向けの技術(テック)・サービス・アイデア

■エントリー受付期間
2022年11月28日(月)~2023年1月20日(金)

■後援(予定)
中部経済産業局、名古屋商工会議所、中部ニュービジネス協議会、中日新聞社

コンテストの詳細は「こちら」からご覧ください。

第2部 これからのMICE施設を語るパネルディスカッション

第2部では、森ビル株式会社 倉橋 慶次氏、株式会社ホットスケープ 前野 伸幸氏、東日本旅客鉄道株式会社 天内 義也氏が、「こんなMICE施設はどうだ!?それぞれの立場から描くこれからのMICE施設とは?」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。本研究会の実行委員でもある3名は、開発および施設運営管理事業者、MICE企画運営事業者、開発事業者のそれぞれの立場から、いま社会やMICE主催者に求められているMICE施設とは何か、これからどのように変わっていくのか、今後のMICE施設のあり方をディスカッションしました。

パネルディスカッションの冒頭では、コロナ禍における3社の取り組みや挑戦について、それぞれ発表がありました。

森ビル 倉橋 慶次氏は、事例として、2020年に開催した内覧会「SHOWCASE 2.0」においてハイブリッドイベントを提案したこと、2021年に施設のネットワーク回線増強および配信専門チームを立ち上げたこと、そして2022年には都心型/共創型展示会「KEEP IT REAL: β」を開催したことなどを紹介。都心部での開催にマッチした展示会とはどのようなものかについてもの説明もありました。

続いて、ホットスケープ 前野 伸幸氏が、MICEの企画・制作・運営・配信といったイベントプロデュースや、施設のコンサルタント・運営などを行う立場で、コロナ禍におけるイベント開催の実態を間近で見てきた経験から、イベント制作案件がオンライン案件へと移行した時期と、リアルイベントが復活しはじめた時期、そしてリアル、オンライン、ハイブリッドそれぞれのメリットについて、推移グラフなどを示しながら説明しました。

東日本旅客鉄道(JR東日本)天内 義也氏は、MICEにフォーカスした世界最大のビジネス見本市「IBTM World 2022」(スペイン・バルセロナ)に、公益財団法人 東京観光財団(TCVB)とともに東京ブースを出展したことに触れ、日本とは状況が異なる海外の見本市の様子をレポートしました。
また、同社が推進する品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)「高輪ゲートウェイシティ(仮称)」について、施設概要やMICEを通じたまちづくり、地域活性化などを説明。コングレは高輪ゲートウェイ駅に隣接した複合棟Ⅰ(2025年3月開業)に整備される「コンベンション・カンファレンス」の国際会議誘致・施設運営パートナーとして、MICEを活用したまちづくりに共に取り組んでいます。

それぞれの発表後、「これからのMICE施設とは」「MICE施設にできることは」「施設として期待する技術は」「MICE施設は地域とどのように共生できるのか」「レガシーの創出とは」などについてディスカッション。貸会場としてのビジネスに加えて、これからは主催事業を模索しながら施設をブランディングしていくことの重要性の議論が繰り広げられました。

<第21回MICEイノベーション研究会 プログラム>

●16:00 – 16:15
研究会説明
株式会社新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一

●16:15 – 16:35
「来年2月22日ポートメッセなごやにて開催!『アイデアピッチコンテスト』のご案内」

<ファシリテーター>
株式会社新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一
<発表者>
名古屋市 観光文化交流局 MICE推進室 主幹(国際展示場利用促進担当)柳原 貴人氏
ポートメッセなごや 指定管理者(株式会社コングレ)近藤 真司

●16:35 – 17:25
「これからのMICE施設を語るパネルディスカッション~こんなMICE施設はどうだ!?それぞれの立場から描くこれからのMICE施設とは?~」
<パネリスト>
開発事業者:天内 義也氏(東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)/本研究会実行委員)
開発および施設運営管理事業者:倉橋 慶次氏(森ビル株式会社/本研究会実行委員)
MICE企画運営事業者:前野 伸幸氏(株式会社ホットスケープ/本研究会実行委員)
<インタビュアー>
田中 弘一 (株式会社コングレ / 本研究会 事務局)

【次回以降のご案内】
次回の第22回MICEイノベーション研究会は、2023年2月22日(水)に名古屋国際会議場(ポートメッセなごや)で「アイデアピッチコンテスト」として開催予定です。 詳細は追ってお知らせいたします。
募集要項は「こちら」です。