「第69回日本透析医学会学術集会・総会」が開催されました
2024年6月7日(金)~9日(日)の3日間、神奈川県横浜市のパシフィコ横浜で「第69回日本透析医学会学術集会・総会」が開催され、株式会社コングレは会場設営と会議運営を担当しました。
メインホールではAI同時翻訳システムとワイドスクリーン・LEDパネルを導入したほか、令和6年能登半島地震の復興支援のための石川県物産コーナーや参加者が楽しめるフォトスポットを設置しました。
会期中は2万名以上の参加者が集い、どの講演会場も活気に満ちた議論が行われました。

「前進 腎代替療法 ~次世代のinterprofessional academismを目指して~」
本学術集会のテーマは「前進 腎代替療法 ~次世代のinterprofessional academismを目指して~」です。
会長である東邦大学医学部腎臓学講座 酒井 謙 教授は「『チーム医療の叡智』をあえて英訳すると、interprofessional academismになろうかと思います。医療チームが、在宅透析、施設透析、腎移植のすべてを通して、腎代替医療の担い手になり、腎臓病の生涯医療を限りなく、快適に支えるべきです」「世界1位の高齢化社会を迎え、透析医療が今、分岐点を迎えている中で、科学的探究と、質の高い多職種医療によりその享受が普遍的に医療現場で成し遂げられるよう尽くさねばなりません」などの想いをテーマに込めています。
メインホールで導入されたAI同時翻訳システムとワイドスクリーン・LEDパネル
今回、メインホールで開催された招待講演では、海外から来日された講演者が登壇されました。
参加者が貴重な英語での講演をリアルタイムで聴講できるよう、日本語訳がスクリーンに表示される最新の「AI同時翻訳システム」を導入。質疑応答時も、スクリーンに英訳が表示されるため、双方向の自由で活発な議論を行うことができました。そして、その翻訳の表示が見やすいようにワイドスクリーンのLEDパネルを設置し、臨場感溢れる演出をしました。

石川県物産コーナー~能登復興応援プロジェクト~
展示ホールAには「石川県物産コーナー ~能登復興応援プロジェクト~」を設置しました。本コーナーは、全国各地で展開する、商品を購入することで復興支援ができる「能登のために、石川のために 応援消費おねがいプロジェクト」に参画したものです。会場には石川県や能登にゆかりのある商品を取り揃え、多くの参加者で賑わいました。


参加者からも好評だったフォトスポット
会議センター2Fのエントランス付近では、本大会のポスターパネルや主催校である東邦大学のコミュニケーションマーク、コンセプトアイコンを用いたサイコロをご用意しました。時には待機列ができるほど、人気の撮影スポットとなりました。

本学術集会のテーマである「前進 腎代替療法 ~次世代のinterprofessional academismを目指して~」の通り、医療にかかわる医療関係者の皆さまが、熱く意見交換をされる場になったことと思います。