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全社員を対象とした体験型SDGs研修会を開催!~自分ごととして考え行動を変えるきっかけに~
サステナビリティ
2022.09.15

全社員を対象とした体験型SDGs研修会を開催!~自分ごととして考え行動を変えるきっかけに~

株式会社コングレは、全国で勤務する全社員を対象として、体験型SDGs研修会を開催しています。2022年9月5日と8日には、当社のMICE施設「コングレスクエア日本橋」にて、東京エリアで勤務する社員を対象とした研修会を開催。今後、各拠点でのリアル開催と、一部オンライン開催を組み合わせて、来年1月までに全社員が研修を受講する予定です。
コングレは、サステナブルなMICEの場の創造・促進によって社会課題解決に寄与し、SDGsの掲げる「誰一人として取り残さない」社会の実現に貢献することを宣言して、4つの重要課題(マテリアリティ)を定めています。今回の研修は、SDGsの世界をゲームを通じて体感することで、一人一人がその本質を理解し、自分のこととして考え、行動を変えるきっかけになることを目的にしています。

今回、ワークショップで使うのは「カードゲーム2030SDGs」。日本で開発され、「なぜSDGsが私たちの世界に必要なのか」「それがあることによってどんな変化や可能性があるのか」を体験的に理解できるゲームです。日本の企業や団体だけでなく、世界各国で延べ25万人以上の人々が体験しており、2019年にはニューヨークの国連本部でも開催されている、世界的に有名なゲームです。

研修会には、ファシリテーターとして、寺島 義智氏(未来創造サポート代表/一般社団法人日本あんしん生活協会代表理事)をお招きし、SDGsの基礎講義を受けてから、いよいよゲームがスタートしました。

このゲームでは、会場全体で協力しながら経済・環境・社会のバランスのとれた1つの世界をつくっていきます。チームごとに与えられたゴール(お金を稼ぐことや悠々自適な時間の確保、貧困削減、環境保護など)の達成を目指して、様々なプロジェクトを実行していきます。ただし、すべてのプロジェクトには、“+-”が生じるトレードオフが付き物。例えば、開発プロジェクトでは、自分たちはお金を稼ぐことができ、世界の「経済」は発展して“+”になるけれども、「環境」は破壊されて“-”に、「社会」も不安定になり“-”になることもあります。

参加者は、ホワイトボードに示された経済・環境・社会の状況を表す「世界の状況メーター」を注視しながらゲームを進めていきます。バランスの良い世界をつくるためには、いろいろなジレンマがあって、SDGsが「持続可能な開発目標」と呼ばれる意味をまさしく体感していくのです。
ゲーム後に行った振り返りでは、世界をより良くしていくためには、ほかのチームの意見を聞いたり、ニーズを把握したり、「世界の状況メーター」のように「見える化」していくことの大切さに気づいた、などの意見が出ました。

後半は、SDGsの17の目標と当社の事業内容を照らし合わせ、自分たちに何ができるのか、何をすべきなのかをグループで討論。各事業におけるSDGsに関係する事例や、世界に与えるインパクト、当社の強み・弱みなどが発表されました。SDGsの本質を体感したことで、いつもとは違った視座から当社の取り組みを客観視でき、自分起点で何ができるのかを考えるきっかけになった、との声もありました。

実施後の参加者アンケートでは、「SDGsを事業につなげられる可能性を感じた」「1個人、1企業でできる範囲は小さいかもしれないが、集団になると変化をもたらす力になり得ると感じた」「もっと身近にやれることがあったと改めて知った。今日からは無駄をなくすことを心掛ける」など、行動変容につながるポジティブな意見のほか、「普段関わる機会が少ない社員同士でゲームを行い、社内コミュニケーションの活性化にもつながった」「所属の違いに関係なく交流できる機会となった」といった感想もありました。

SDGsというテーマを通じて、社会とのつながりや仕事とのつながりを実感し、個人として、または企業として何ができるかを自分ごととして考え、行動するきっかけになったのではないかと思います。