TAKANAWA GATEWAY Convention Centerで、「GATEWAY Tech TAKANAWA 2026」が開催されました。

TAKANAWA GATEWAY CITYで約110社が技術・サービスを披露。GATEWAY Tech TAKANAWA 2026、都市を実験場とする共創の姿を示す。

2026年5月13日(水)、14日(木)の二日間、TAKANAWA GATEWAY CITY を舞台とした共創イベント「GATEWAY Tech TAKANAWA 2026」が開催されました。TAKANAWA GATEWAY Convention Center を中心に、駅前広場 GATEWAY PARK を含む街区全体で約110社が出展し、環境・モビリティ・ロボット・ヘルスケアを中心とした最新技術やサービスが紹介されました。



「地球益の実現」をテーマに掲げた本イベントでは、TAKANAWA GATEWAY CITY を実証フィールドとして活用し、街全体を実験場とする多様な取り組みが展開されました。スタートアップ、大企業、アカデミア、行政等の様々な属性のステークホルダーが一堂に会し、4つの重点テーマを軸に社会課題の解決に向けた技術・サービスが紹介されました。
会場内では、先端研究者による研究シーズの公開やショートプレゼンテーションなど、産学連携やマッチングを促進するプログラムも実施されました。研究・事業の双方から新たな協業の可能性が生まれる場となりました。

屋外エリアでは、モビリティの走行デモンストレーション、XR を活用したフード体験、アグリテック展示など、街の空間を活かした実証が行われました。一般の来街者も参加できる体験型の展示が多く、「動く未来」を実感できる機会となりました。
GATEWAY Tech TAKANAWA 2026 は、都市をフィールドとした共創の可能性を広く示すイベントとなり、今後の取り組みの発展にも期待が高まります。

 7つのテーマ別エリアとピッチファイナリスト

B2Fの展示エリアでは、ヘルスケア(17社)、モビリティ/ロボット(14社)、環境(17社)、地域創生(4社)、グローバル(12社)、エンタメ(7社)、その他(4社)の7領域に分かれたブースが設置されました。加えて、ピッチコンテスト「TAKANAWA PITCH 2026」のファイナリスト8社が展示を行い、事前審査を通過したスタートアップが技術・サービスを紹介しました。会場には各テーマに精通したコンシェルジュが配置され、来場者の関心に応じて出展企業を案内する仕組みも設けられました。また、出展企業による「EXPRESS PITCH(急行ピッチ)」が実施され、1社4分のショートプレゼンが行われました。

GATEWAY PARKでの実証展示

駅前広場 GATEWAY PARK では、次世代モビリティやフードテック、アグリテックなどの実証展示が行われました。折りたたみロボティクスモビリティや自動運転車両などの体験展示および、3DフードプリンターとXRを組み合わせた仮想食体験や、災害時の断水にも対応可能な空気製水機のほか、犬のマーキングを肥料化する素材など多様な技術が来場者の注目を集めました。
アグリ系スタートアップによる「高輪ファーム」では、干ばつ地域の土壌保水、微生物による様々な土壌環境の改善、植栽診断ロボットといった技術が実際の栽培展示を通じて紹介されました。

都市を実験場とする取り組みが加速

TAKANAWA GATEWAY CITY は「100年先の心豊かなくらしのための実験場」として、環境・モビリティ・ヘルスケアの重点テーマで取り組みを進めています。街区のデータ基盤(都市OS)やJR東日本グループのネットワークを活用し、スタートアップとの共創を通じて社会実装を目指しています。
GATEWAY Tech TAKANAWA 2026では、TAKANAWA GATEWAY CITY全体を活用した実証、LiSHによる支援、ファンドによる投資が連動するエコシステムの姿を示されました。今後も、国内外のスタートアップやアカデミアとの連携を通じ、TAKANAWA GATEWAY CITY を拠点とした広域スタートアップエコシステムの発展が期待されています。

社会課題とMICE開催価値

日本の観光政策は、インバウンドをはじめ交流人口を拡大させながら、都市部への一極集中やオーバーツーリズム、人材不足といった社会課題の解決に向けた取組も広がっています。
また、MICEの誘致および開催は単なるイベントではなく、観光政策の重要な位置づけとして、社会課題に向き合い、検証・実証・実装を進めるための「都市の実験装置」としての役割が期待されるようになっています。都市空間やデジタル基盤を実験的に活用することで、得られた知見が都市運営やビジネスモデルに反映される"実装の回路"が形成される点も、MICEが持つ重要な価値と考えられています。

また開催および運営における課題においても高度な専門性と人材が不可欠、環境負荷の可視化や脱炭素・資源循環の取り組みをMICEの設計段階から組み込むことが求められています。
地域住民や地元事業者が便益を実感できるプログラムを構築し、地域の政策や産業構造、生活者のニーズと整合させながら、適切なパートナーシップやデータ活用、レガシー設計を行うことも、持続可能なMICEの実現には欠かせません。

社会課題とMICEを接続する都市「TAKANAWA GATEWAY CITY」

次世代モビリティ、デジタルサイネージ、スマートビルディング、エネルギーマネジメント、公共空間の利活用など、多様な技術やサービスが来訪者を対象とした実験的導入を通じて検証され、都市空間における受容性や運用課題が明らかになっていきます。100年先の豊かな暮らしと社会のための実証・実装に挑むフィールド「GATEWAY Tech TAKANAWA」は、MICEが向き合うべき社会課題と、開催そのものが抱える課題の双方に対して、多くの示唆のあるビジネスイベントでした。
MICEが社会課題の解決に寄与し得る一方で、開催による負荷も生じるという二面性に責任を持って向き合う姿勢こそが、これからのMICE事業者に求められる姿です。
コングレは、TAKANAWA GATEWAY Convention CenterおよびTAKANAWA GATEWAY CITYをMICEの実験場として、その実践を通じて都市と社会の未来に貢献したいと考えております。

GATEWAY Tech TAKANAWA 2026

開催日程
2026年5月13日(水)10:00-18:00
2026年5月14日(木)10:00-18:00 (受付・会場オープン:10:00)
会場
TAKANAWA GATEWAY Convention Center
駅前エリア GATEWAY PARK(2F屋外)
Gateway Studio
TAKANAWA GATEWAY CITY 全域
主催
東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)
コンセプト
TAKANAWA GATEWAY CITY を舞台に "地球益" を目指す共創の祭典
広域スタートアップエコシステム創出を目的に開催