観光庁が「国際会議開催地としての魅力向上実証事業」を実施しました
コングレは事務局を担当
観光庁が2024年度に実施した「国際会議開催地としての魅力向上実証事業」において、株式会社コングレは事務局を担当し、ユニークベニューを活用したセミナーや成果報告会など、様々な取り組みを観光庁と共に行いました。


「国際会議開催地としての魅力向上実証事業」
国際会議の誘致においては、国外競合都市との差別化を図り、主催者(ローカルホスト及び国際本部)に対して開催地としての魅力を的確に伝えていくことが必要となります。そのためには、地元の関係事業者との連携を強化し、都市全体で受け入れ体制を向上させることにより主催者及び参加者の満足度を向上させ、次の国際会議の誘致に繋がる好循環が生まれることが望まれます。
観光庁は、開催地の魅力を向上させるため、ユニークベニューの活用や地域の資源を活用した国際会議参加者特典プログラムの実証を通し、それらを継続的に提供するための体制を構築する取組を実証対象として募集しました。
全国各地から多数の応募があり、そのうち20件の実証事業が実施されています。各事業の詳細は観光庁の報告書をご覧ください
ユニークベニューを活用したセミナー
観光庁が募集した実証事業のほかに、事務局主導による地域でのユニークベニュー活用や地域回遊プログラム開発を促進するセミナーを実施し、全国から60名以上の方々にご参加いただきました。
会場はユニークベニューでのMICE開催の体験機会を提供するため、1300年以上の歴史を持つ滋賀県大津市の三井寺(長等山園城寺)が有する国宝の一つ「勧学院客殿」を使用。当社の営業企画部長 天野 宅志がモデレーターを務め、長崎総合科学大学 客員教授で元十八親和銀行 参与の佐藤 秀人氏と、バリューマネジメント株式会社 吉田 覚氏が登壇し、佐藤氏は出島メッセ長崎の開業に向けて地域の事業者の方々がMICEビジネスを推進するため、地元の地銀として主催した「長崎MICEスクール」の取り組み、吉田氏は様々なユニークベニューを積極的に活用する事業について紹介しました。


セミナー後はレセプションを想定して、「勧学院客殿」の広縁で意見交換会を行い、全体を通して、国宝に指定されている文化財をユニークベニューとして使用する際にも、工夫次第で様々な活用方法があることを実感していただきました。

全国50以上の自治体・コンベンションビューローが参加した成果報告会
2025年2月12日、本事業の最終的な成果を発表する場として、本事業と観光庁「国際会議の開催効果拡大実証事業」との合同成果報告会が、当社直営のホール&カンファレンス「コングレスクエア日本橋」で開催されました。オンラインも含め、全国50以上の自治体・コンベンションビューローから約100名が参加し、本事業で事務局を担当した当社の田邉 優介の成果報告のほか、2事業で実施された52件の中で、特に優れた取り組みについてのプレゼンテーションと表彰が実施されました。
国際会議をはじめとしたMICE誘致に取り組む都市では、魅力を向上させて誘致力を強化するため、地域の特色を生かした様々なコンテンツ開発を推進しています。このような取り組みに対して、コングレは豊富なMICEの企画運営、そしてMICE施設運営の実績をもとに、地域の魅力向上につながる取り組みを支援してまいります。