「サニーホールLive!おはなし音楽会~絵本の読み語り・読む演劇・音楽鑑賞~」を開催

「聴いて、感じて、楽しむ時間」をお届けする1日限りのLive!

2025年3月25日(火)、株式会社コングレが指定管理者として管理運営を行う「日暮里サニーホール」(東京都荒川区東日暮里5-50-5)で「サニーホールLive!おはなし音楽会~絵本の読み語り・読む演劇・音楽鑑賞~」を開催しました。
長年舞台を中心に活躍する岩本えり氏の演出に、荒川区にゆかりのある俳優 安藤玉恵氏と幅広く活躍する岩谷健司氏が出演。
朗読と演奏のコラボレーションによって、「聴いて、感じて、楽しむ時間」をお届けする1日限りのLiveとなりました。

絵本「おしいれのぼうけん」の読み語り

絵本「おしいれのぼうけん」

「おしいれのぼうけん」(ふるた たるひ・たばた せいいち作)は、1974年に誕生し50年以上経っても今なお親しまれている絵本です。
俳優の朗読と音楽で物語が進んでいく中、登場キャラクターの「ねずみばあさん」を岩谷氏がコミカルに演じ、ある時は疾走感たっぷりに、ある時は抒情的にしっとりと、サクソフォンとピアノの演奏が物語を彩りました。

朗読にサクソフォンとピアノの演奏が物語を彩ります
デゴイチとミニカーを持って客席を盛り上げます

戯曲「受付」

戯曲「受付」(作:別役 実)は、今から45年前の1980年に舞台で初めて上演され、その後数多く演じられている不条理劇の名作で、「女1」「男1」という2人の登場人物が受付で繰り広げる会話劇です。
ピクトグラムを使ったスライドの演出に榎氏による即興演奏、そして安藤氏と岩谷氏のテンポの良い掛け合いで物語があっという間に進んでいきます。次第に不穏な空気が漂い始め思いもよらぬ結末を迎え、大人はもちろん、子どもも夢中になって鑑賞していました。

読む演劇と即興演奏
テンポの良い掛け合いでストーリーが進みます

音楽「動物の謝肉祭」

サクソフォンの横山美優氏と三浦夢子氏、ピアノの榎政則氏の演奏では、フランスの作曲家サン=サーンスの「動物の謝肉祭」より「亀」「象」「化石」「終曲」の4曲を抜粋してお届けしました。この曲の中には劇中で演奏された「きらきら星変奏曲」「天国と地獄」などが散りばめられており、おはなし音楽会の最後をエンドロールのように締めくくりました。ソプラノサクソフォンとバリトンサクソフォンの朗々としつつも輝かしい音色と、ピアノのアンサンブルが会場全体に響き渡り、自然と手拍子が起こりました。

会場全体に輝かしい音色が響き渡ります
最後に会場全体で合唱

今回、日暮里サニーホールでコングレ主催の親子向け鑑賞イベントを初めて行いました。スタッフ一人ひとりがイベント制作に携わり、演目の内容のみならず、パネル装飾や照明による演出、そして椅子席のほかにも座席前方にゴザと座布団を置いて桟敷席をご用意。小さなお子さま連れでも気兼ねなく鑑賞できるような会場づくりを心がけました。
昼夜2公演にわたって区内外から幅広い世代のお客さまにご来場いただき、誠にありがとうございました。

当社は荒川区において「日暮里サニーホール」のほか「ムーブ町屋」も指定管理者として管理運営を行っています。今後も、劇場・コンサートホール&カンファレンス(会議室)の運営ノウハウを活かし、「日暮里サニーホール」と「ムーブ町屋」を文化交流・にぎわいの場として区民の皆さまによりよくご利用いただけるよう努力してまいります。