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世界銀行グループIDAによる第20次増資(IDA20)の記念行事「Launch of IDA20」がコングレスクエア日本橋で開催されました
コンベンション
2022.09.30

世界銀行グループIDAによる第20次増資(IDA20)の記念行事「Launch of IDA20」がコングレスクエア日本橋で開催されました

2022年9月12日(月)・13日(火)、日本政府と世界銀行グループの国際開発協会(IDA)が主催する、世界最貧国支援のための第20次増資(IDA20)の記念行事「Launch of IDA20」が、東京のコングレスクエア日本橋で開催されました。約40か国の海外からの出席者が来日して現地の会場に集い、コロナ禍以降、久々に直接顔を合わせる国際会議となり、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社⻑︓武内 紀⼦)は運営を担当しました。

世界銀行の国際開発協会(IDA)は、世界の74の最貧国における極度の貧困との闘いに最大規模の資金援助を行っており、経済成長、強靱性強化、最脆弱層の支援にグラント(無償資金)、無利子又は低利・長期の貸付を提供しています。IDAは、1960年の設立以来、114カ国に約4,580億ドルの投資を行いました。
(出典:世界銀行公式サイト)

第20次増資(IDA20)は、「危機からのより良い回復:環境に配慮した強靭で包摂的な未来に向けて」をテーマに掲げ、2022年7月1日から2025年6月30日を対象期間としています。また、ジェンダーの平等や雇用創出など、国別の長期的な開発目標の達成に向け、各国との緊密な協力を続けつつ、経済的変革と社会的包摂の促進を図るため、ガバナンスと組織・制度や、デジタル格差の解消に引き続き力を注いでいます。

日本はIDA20における第2位のドナーで、拠出額は34億ドル(約3,767億円)。IDA20の政策パッケージには、グローバル・ヘルス(パンデミック予防とUHC(ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ)など)、質の高いインフラ、防災・気候変動への適応、債務の透明性と持続可能性など、日本の開発政策における優先事項が反映されています。

本会議では、デイビッド・ マルパス世界銀行グループ総裁と鈴木俊一財務大臣が、それぞれ以下のように述べられました。

●マルパス世界銀行総裁
「世界銀行と各国パートナーは、様々な課題への対処に当たる貧困国を支援していく。IDA20への日本のリーダーシップと、記念行事のホストに感謝するとともに、すべてのパートナーによる、包括的で効率的なプラットフォームとして成果を発揮するIDAへの支援に謝意を表したい」

●鈴木俊一財務大臣
「IDA20の歴史的合意は、成長を目指す途上国に対する我々の揺るぎない支援を示すものである。国際社会が複合的な危機に直面する中、国を超え知恵や経験を共有して取り組むことは人類が学んできた英知であり、世界銀行グループと各国が連携することでIDAがより一層重要な役割を果たすと確信している」

コロナ禍以降、久々に海外からリアルに出席者が集い、2Fと3Fのホワイエに設けたコーヒーブレイクの場では、対面でのコミュニケーションを楽しむ様子が伺えました。
また、ホワイエには、ケニアやマダガスカルなどの生活の様子や街並みを、画面を操作しながら現地に行ったかのように見ることができる没入型体験コーナーが設置されました。会場で配布されたQRコードを読み取れば、スマートフォンでの閲覧も可能です。

今回、海外からの出席者が会場であるコングレスクエア日本橋に集結するにあたり、コングレとしても出席者の皆さまにご満足いただけるよう、誠心誠意、運営を務めてまいりました。コロナ禍以降の国際会議はオンラインが主流となり、なかなか直接会えない期間が続きましたが、出席者同士が旧交を温めたり、楽しくコミュニケーションを取ったりする様子を見ることができ、コンベンションのリアル開催の価値を実感しました。