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JPW2022(第96回日本薬理学会年会/第43回日本臨床薬理学会学術総会)~「つなげよう、つながろう」をスローガンにパシフィコ横浜で開催
コンベンション
2022.12.09

JPW2022(第96回日本薬理学会年会/第43回日本臨床薬理学会学術総会)~「つなげよう、つながろう」をスローガンにパシフィコ横浜で開催

2022年11月30日(水)~12月3日(土)、JPW2022(第96回日本薬理学会年会/第43回日本臨床薬理学会学術総会)がパシフィコ横浜にて開催され、株式会社コングレは運営を担当しました。
両学会が同時期に開催されるのは、2018年京都で開催されたWCP2018(第91回 日本薬理学会年会/第39回日本臨床薬理学会学術総会/第18回国際薬理学・臨床薬理学会議)以来4年ぶりです。

JPW2022 (Japan Basic and Clinical Pharmacology Week 2022)(日本薬理学関連学会週間)のスローガンは、「つなげよう、つながろう」です。
COVID-19パンデミックは、我が国の安全保障としての「創薬」の重要性を再認識させました。今回2学会の連携をコアとして基礎から臨床に至る幅広い学問領域に渡る学会との連携を深め、我が国の創薬研究基盤の確立への貢献を目指したいと考え、両学会は独立性を保ちつつ開催されました。

JPW2022 は、第96回日本薬理学会年会長の安西 尚彦先生(千葉大学大学院 医学研究院 薬理学 教授/獨協医科大学医学部 特任教授)と第43回日本臨床薬理学会学術総会長の松本 直樹先生(聖マリアンナ医科大学 薬理学講座 主任教授/聖マリアンナ医科大学病院 治験管理室 室長)の開会挨拶で、4日間の幕を開けました。

安西 尚彦先生は、両学会共通のスローガンについて触れられ、以下のように説明されました。
学会とは研究そして教育を目的として、様々な領域から多くの人が集う、言わば「祭」の場と考えております。今回のJPW2022/第96回年会は、薬理学会・臨床薬理学会を中心に創薬科学関連の方々が集い、「創薬」という神輿を担ぐ「薬理学まつり」です。COVID-19により分断された様々な違いを乗り越えてこのまつりに集う全ての皆さまが、知らないうちに大きな輪を作ってゆく。
「つなげよう、つながろう」のスローガンには、そんな我々の思いが込められております。

また、松本 直樹先生は、以下のようにお話しされました。
この数年の経験から、新たな病気の克服に薬の果たせる役割の大きさを再認識され、「お薬で皆を幸せにしたい」と思われた方が本学会には多くお集まりのことと思います。その実現には新たな薬の開発も、正しい薬物療法の実践も大切です。その為に、多くの人を繋ぐ事から始めて、広く、シンプルに薬の勉強を出来る会にしたいと考えました。

プログラムは、日本薬理学会の企画したセッション、日本臨床薬理学会の企画したセッションがあり、参加者はどちらのセッションにも参加できます。
また、JPW2022企画の共同セッションも実施されています。その中の目玉企画は、クスリの作用機序(基礎)から使い分け(臨床)までを網羅する「クスリがわかる」シリーズ講演です。作用機序をメインとする前半の30分を日本薬理学会から、使い分けをメインとする後半の30分を日本臨床薬理学会から、合計8つのテーマについて、基礎と臨床の視点からペア講演が実施されました。

JPW2022はTwitterの公式アカウント(https://twitter.com/jpw2022)などで見所を告知したこともあり、多くの参加者で賑わい、2つの学会のコラボレーションによる4日間の「薬理学の祭典」は、盛況のうちに幕を閉じました。

コングレは今後も経験とノウハウを活かして、主催者の思いをカタチにするコンベンション運営に取り組んでまいります。