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SIP-adus Workshop 2022~自動運転社会の実現に向けた国際会議が京都で開催されました
コンベンション
2022.11.07

SIP-adus Workshop 2022~自動運転社会の実現に向けた国際会議が京都で開催されました

2022年10月11日~13日、京都市の同志社大学(寒梅館ハーディーホール)にて、国際的に調和した自動運転社会の実現に向けた国際連携の推進を目的に、国際会議「SIP-adus Workshop 2022」(主催:内閣府、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、一般社団法人モビリティ・イノベーション・アライアンス、同志社大学)が開催されました。
2014年から毎年開催されてきた本Workshopは、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」(以下、SIP自動運転)の施策による活動の一環である国際会議として広く認知されています。SIP第2期の最終回となる今回は3年振りに海外からの参加者も来日し、リアル開催できました。
株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)はNEDOより受託して運営を担当し、主催者および参加者の方々に満足いただけるよう務めさせていただきました。

11日のオープニングセッションでは、ウェルカムスピーチとして、高市 早苗内閣府特命担当大臣(科学技術政策)のビデオメッセージ、同志社大学 植木 朝子学長のご挨拶がありました。
その後、SIP自動運転のプログラムディレクターであるトヨタ自動車の葛巻 清吾氏などによるキーノートスピーチで、二日間のセッションの幕が開きました。

11日~12日のプレナリーセッション(公開)のテーマは以下の通りです。
1.Regional Activities
自動運転に関する各国の取り組み紹介
2.Human Factors
安全な自動運転のためのヒューマンファクター:過去と今後
3.Impact Assessment
自動運転技術の社会的インパクト
4.Dynamic Map
ダイナミックマップによる動的情報連携と標準化
5.Connected Vehicles
協調型自動運転に関する動向
6.Cybersecurity
持続的に安全・安心な自動運転の実現に向けた新たな脅威への対応
7.Safety Assurance
安全性評価基盤のハーモナイズ
8.Service and Business Implementation
自動運転を活用したサービスの実現に向けて

会場の寒梅館は建設工事の際の遺跡調査で発見された室町時代の遺構・遺物を常設展示しており、京都の歴史を感じられる場所です。
また、13日にはANAクラウンプラザホテル京都にて、非公開でのブレークアウトワークショップを実施し、盛況のうちに日程を終えました。

コロナ過を経て、3年ぶりのリアル開催となった今回は、18の国と地域から99名が来日し、総勢487名が参加。入国制限やVISAの取得手続きなどコロナ禍以前には存在しなかった運営上の課題が多くありましたが、参加者が喜んでいらっしゃる様子が見受けられ、改めて対面での国際会議の良さを実感しました。
会期を通じて京都の歴史や文化、そして自動運転の最先端技術に触れる印象的な会議となり、このような機会をいただいたことに感謝申しあげます。