「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2025」が「The Future of Life 生命の未来 ~先端技術とわたしたちのこれから~」をテーマに開催されました

2025年3月9日、「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2025」(主催:独立行政法人日本学術振興会、ノーベル・プライズ・アウトリーチ)がパシフィコ横浜の会場とオンライン配信のハイブリッド形式で開催されました。

日本での開催は6回目となる今回の開催において、株式会社コングレは運営およびステージデザイン等の業務を受託しました。

「ノーベル・プライズ・ダイアログ」は、毎年スウェーデンにおいてノーベル賞授賞式の時期に開催されている、一般向けの公開シンポジウム「Nobel Week Dialogue」を日本で開催するもので、ノーベル賞受賞者、世界的に著名な研究者、政策立案者、有識者など他に類を見ない顔ぶれが一堂に会し、社会的に影響のあるグローバルな課題について語り合う分野横断的な公開シンポジウムです。

パシフィコ横浜で開催された「ノーベル・プライズ・ダイアログ東京2025」

「The Future of Life 生命の未来 ~先端技術とわたしたちのこれから~」

本シンポジウムは、社会の学術・科学技術への関心・理解度を高め、科学技術・学術の振興に寄与することを目的としています。研究者のみならず、一般の方も会場および世界中からオンラインで視聴することができます。
来場された一般の方々にも楽しんでいただけるよう舞台装飾や照明、演出にも力を入れ、主催者および参加者から好評を得ました。会期1か月前には参加登録の受付が定員に達し、会場が満席となる盛況ぶりでした。

今回のテーマは「The Future of Life 生命の未来 ~先端技術とわたしたちのこれから~」。
人類や地球上のすべての生命が直面するかつてないほど複雑な課題を前に、現在から未来までを見据えながら「人間とは何か」について掘り下げ、この惑星に共に生きる全ての生命に最大の恩恵をもたらすためには、先端技術をどう使いこなせばいいのか、様々な角度から議論が行われました。

昼休憩では舞台の障子で桜の色彩を表現

今回はテーマに合わせ、開催地である日本の生活(Life)を舞台演出で表現しました。平安時代から日本家屋で使用されてきた日本古来の建具である障子を舞台上に設置。障子は日本独自の風土にあわせて発達した建材なので、四季を感じられる住まい作りに役立ちます。その特徴を活かして、今回の舞台演出では、障子紙に後ろから光を投影して四季折々の日本の魅力を参加者にお伝えしました。また、オープニングでは迫力ある和太鼓の演奏もあり、国際的な課題を議論する場で、日本らしさを存分に楽しんでいただけたかと思います。

サテライト会場にも障子を設置

今回、このような意義深い国際会議の運営を担当させていただき、関係者の皆さまに改めて感謝申しあげます。