「かがわMICEセミナー」が開催されました

サステナビリティ視点でMICE推進を支援

2025年3月13日、あなぶきアリーナ香川(香川県立アリーナ)で「かがわMICEセミナー」(主催:香川県MICE誘致推進協議会)が開催され、株式会社コングレは企画・運営を担当しました。
本セミナーは「サステナブル先進都市」である香川県(高松市)がMICEの誘致力向上を目的に開催。「2030 SDGsカードゲーム」を用いた体験型ワークショップとパネルセッションの2部構成で、県内のMICE関係者を中心に66名が参加しました。その後2月にオープンしたばかりの「あなぶきアリーナ香川」の見学ツアーを行い、今後のMICE開催へ向け充実した一日となりました。

SDGsワークショップの講師を務めた当社社員 高橋友美
高松観光コンベンションビューロー岡崎充男氏(右)と当社社員 松井純子(左)

SDGsを「体感」するワークショップ

「2030SDGs」ゲームの公認ファシリテーターの資格を取得しているコングレ社員 高橋友美が講師を務め、カードゲーム「2030SDGs」を活用した参加型ワークショップを行いました。
本カードゲームは、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するもので、コングレ社内でも全社員を対象とした研修で活用しています。
参加者からは「専門家から話を聞くだけでなく、実際に行動や選択を体験できたことで、腹落ちした」「コミュニケーションを通じて気づきが深まった」といった声が寄せられました。

GDS-IndexとMICEの可能性を考えるパネルセッション

高松市は2023年から「GDS-Index(観光・イベントの視点から都市のサステナビリティ度を可視化する世界唯一の指標)」に参画し、MICE推進都市として国際的な評価指標に基づき様々な取り組みを行っています。
今回は高松観光コンベンションビューロー コンベンション推進部 部長の岡崎充男氏とGDS-Index日本パートナーの担当者である当社社員 松井純子が登壇。ワークショップでの気づきを踏まえ、観光・MICEにおけるサステナブルな取り組みについて、高松市の事例を交えながらディスカッションしました。
そしてGDS-Indexの概要と国際的な潮流、他都市の先進事例を紹介し、国際会議誘致における取り組みや「地域と連携したサステナブルMICE」の重要性およびその実現に向けたアクションのヒントを共有しました。

「あなぶきアリーナ香川」見学ツアー

セミナー終了後に、希望者を対象として2月にオープンしたばかりの新施設「あなぶきアリーナ香川」の見学ツアーを実施しました。施設の魅力や機能性を体感できる貴重な機会となり、参加者からは「開催イメージが具体的に湧いた」といった声も寄せられました。新施設に対する地域の皆さまの関心や期待、今後のMICE開催への意欲の高まりも感じられるツアーとなりました。

交流エリア
最大収容人数10,000人のメインアリーナ

香川県ご担当者コメント

MICE関連の事業者、行政関係者、学生など幅広い属性の方に御参加いただき、カードゲームを通じたSDGsやサステナビリティの本質を体感いただくとともに、高松市の取組(GDS-Index)の紹介し、また、MICEの会場として利用が期待されるあなぶきアリーナ香川を見学いただき、今後のMICE誘致に向けた機運醸成につながる、大変有意義なセミナーとなりました。

担当者の声

香川県の新たなランドマーク、あなぶきアリーナ香川を初めて視察させていただきました。ガラスから差し込む自然光やモダンなデザインが印象的で「人が集う場所」としての心地よさを感じました。イベントやコンベンションだけでなく、日常とも自然にリンクしそうな空気感があり、地域とつながる拠点として今後が楽しみです。
株式会社コングレは、PCO(Professional Congress Organizer)として長年にわたりMICEに関する実践的な知見を培ってきました。近年では、GDS-Index日本パートナー担当や、ISO 20121およびISO 14001の両認証取得などを通じて、サステナブルMICEの推進にも積極的に取り組んでいます。
今後も、自治体や地域の関係者の皆さまとともに、地域活性化とサステナブルMICEの推進に貢献できるよう取り組んでまいります。