堺と大阪ベイエリアを舞台にサイクルシップ実証実験を実施しましたー大阪・関西万博開催2年前の機運醸成ー
株式会社エイトノット、アジア太平洋トレードセンター株式会社、株式会社コングレ、OpenStreet株式会社、堺市は、4月の大阪・関西万博開催2年前を契機に、堺と大阪ベイエリアを繋ぐサイクルラインを活用し、広域的な自転車周遊の可能性や課題等を検証することを目的として、サイクリングと舟運を掛け合わせた「サイクルシップ」の実証実験を実施しました。
本実証実験では、株式会社エイトノット開発の自律航行システム「エイトノットAI
CAPTAIN」が搭載された小型EV船(以下、「自律航行船」。)を使用しました。自律航行船を使用する実証実験は、大阪産業局が実施主体となる「IoT・ロボットビジネス実証実験支援プログラム」を活用した取組であり、今回が大阪湾初の実施となります。
1 実施日時
令和5年4月14日(金)午前8時~午後4時
2 実証実験概要
[実施行程]
午前8時~午前10時
堺市役所前を自転車で出発。(仮称)大和川サイクルライン等(堺市内~南港)を走行して咲洲(ATC)へ向かう。
※使用する自転車は、株式会社OpenStreetのシェアサイクル「HELLO
CYCLING」2台を含め、計4台程度を想定。
午前10時~正午
咲洲(ATC)から自律航行船に自転車を搭載し、舞洲へ向かう。
※乗船定員や安全面を考慮し、船に搭載する自転車は2台を想定。
正午~午後2時30分
舞洲に上陸。サイクリングで周辺施設の視察等。
午後2時30分~午後4時
再び自律航行船に自転車を搭載して咲洲(ATC)へ戻る。
※実証実験当日の天候状況を踏まえ、復路の乗船は中止しました。
[実施ルート]
[目的・意義]
サイクリングと舟運を掛け合わせることで、咲洲(ATC)を起点とし、大阪ベイエリアから堺へ、さらには泉州・南大阪へとつながる広域的な自転車周遊、新たなサイクルツーリズムの可能性等について検証を行います。
サイクリングと舟運を掛け合わせる移動手段は、大阪・関西万博の会場となる夢洲(※)までのラストマイルの課題解決にも繋がるものです。
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実施日時点では夢洲への上陸が認められていないため、今回は隣接する舞洲を目的地とします。
3 大阪・関西万博の機運醸成イベントとの連携
本実証実験は、万博開催2年前を契機として、4月13日(木曜)~16日(日曜)にATCで開催される咲洲プレ万博オープニングイベント「ATC OSAKA MIRAI EXPO」と連動して実施します。同イベントでは、万博をテーマとした展示・体験イベントの開催のほか、陸海空で活躍するモビリティの実証実験が予定されており、今回の自律航行船の実証実験もそのうちの一つと位置付けています。
「ATC OSAKA MIRAI
EXPO」開催概要
テーマ:これからの命のためにできること
会場:ATC(アジア太平洋トレードセンター)大阪市住之江区南港北2-1-10
日時:令和5年4月13日(木)~16日(日)
午前10時~午後5時
主催:ATC OSAKA MIRAI
EXPO実行委員会
共催:咲洲プレ万博実行委員会
内容:大阪・関西万博に向け、万博をテーマとしたイベントの開催、実証実験と発信の場
展示会、セミナー、デモ体験、商品発表、ステージ企画、企業間交流
等