東京国際フォーラムにて開催された「第94回日本整形外科学会学術総会」がオンラインでスタートします

2021年5月20日~21日、「第94回日本整形外科学会学術総会」が、東京国際フォーラムおよびJPタワーホール&カンファレンスにて、参加者を入れずに開催され、22日~23日にはオンラインでの収録が行われ、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)が運営を担当しました。
本学術総会は当初、人数制限をした現地会場とオンラインを併用するハイブリッド開催の予定で準備を進めていました。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大による東京都を対象とした緊急事態宣言を受け、会場では無観客で講演の収録のみを行い、その模様を6月10日~7月12日を会期として、オンデマンド配信する開催形式としました。
メイン会場の東京国際フォーラムのホールAでは、主催校である金沢大学の地元にちなんだ舞台演出の中で、開会式や特別講演、太鼓の演奏などが行われました。

東京国際フォーラムのホールAで開会式を収録
東京国際フォーラムのホールAで開会式を収録

日本整形外科学会学術総会は、1926年(大正15年)、日本整形外科学会の創立と同時に第1回が開催され、今年で94回目を迎えました。
今回はメインテーマを「伝統と創造」、サブテーマを「夢・挑戦・実現」として開催され、これから、6月10日(木)~7月12日(月)の日程で、オンラインにて視聴できます。 メインテーマには、これまで先人が築き上げてこられた研究と臨床を振り返り、次世代を担う整形外科医による革新的医療の開発・実用化に繋がる学会にしたい。そして、サブテーマには、参加者それぞれの夢への挑戦と、それを実現するための一助となる学会にしたい、という主催校の想いが込められています。

ステージ上のメインビジュアル
ステージにはテーマの装飾を設置

開会式は、北陸を拠点に活動する女性だけの和太鼓演奏チーム『焱太鼓』の演奏で始まりました。東京国際フォーラムのホールに響き渡る勇壮な太鼓の音色は、オンラインでも臨場感たっぷりに楽しんでいただけるはずです。
そして、主催校である金沢大学整形外科学講座の歴史をはじめ、今回のテーマや開催にかける想いなどが詰まったビデオ上映が行われました。

ホールに響き渡る太鼓の演奏
主催校の金沢大学整形外科学講座の歴史などを紹介するビデオ上映

本学術総会の会長である金沢大学大学院整形外科学講座 土屋 弘行 教授による会長挨拶では、「メインテーマに沿った『伝統と創造シンポジウム』をさまざまな領域で設定し、伝統を築き上げてこられたオーソリティの先生方による講演と新進気鋭の先生方の発表、それに引き続く総合討論を通じて、先人の足跡を辿り、現状を見つめ、未来につながるシンポジウムとしたい」というお話がありました。
そして、最初のプログラムである会長講演へと続いていきます。

開会式の会長挨拶
金沢大学大学院整形外科学講座 土屋 弘行 教授
会長講演

その後、『永遠の0』『海賊と呼ばれた男』などの代表作で知られる百田 尚樹氏による特別講演が行われました。

百田 尚樹氏による特別講演

講演者や一部の関係者は来場するため、東京国際フォーラムガラス棟地下1階のロビーギャラリーにて、金沢大学整形外科学講座の歴史や実績を紹介するパネルや金沢の特産品などの展示を行いました。これらの展示は、一般の方にもご覧いただいています。

東京国際フォーラム入り口の案内看板
ガラス棟地下1階のロビーギャラリー
金沢大学整形外科学講座の歴史や実績を紹介するパネル展示
金沢の特産品の展示

今回は会場に参加者を入れる想定で準備を進めてきましたが、東京都を対象とした緊急事態宣言などがあり、直前になって無観客で収録だけを行う形式に切り替わりました。
それにより、運営において難しい点や大きな変更を余儀なくされた点もありましたが、無事に収録を終えることができました。

なお、6月10日から始まるオンラインでの本学術総会は、コングレグループの株式会社マイス・ワンのイベント総合アプリ「MICEnavi」を用いて行われます。
MICEnaviを使って、スマートフォンやタブレット端末、PCなどで、日程表、プログラム、要約の閲覧や検索ができ、全学術プログラム(各種講演)の動画視聴や単位取得の手続きができます。

コングレは、新型コロナウイルスの感染拡大によって、大勢の人が集うことが難しくなった昨年来、コンベンションのオンライン開催、そして、人数制限した会場とオンラインを併用するハイブリッド開催の実績を積み重ねてきました。
今後もその経験とノウハウを活かして、ニーズに合ったコンベンションのスタイルを提案し、主催者の想いを具現化できるように取り組んでまいります。