「第11回MICEイノベーション研究会」を開催-新たなサービス提案と展示会等のイベント産業高度化推進事業説明について-

2021年5月27日、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)と株式会社新産業文化創出研究所(東京都千代田区、代表取締役所長:廣常 啓一)は、MICEイノベーション研究会の第11回をオンラインで開催しました。
MICEイノベーション研究会は、新型コロナウイルス感染症によって、大きく影響を受けたMICEビジネスについて、異業種、異分野との交流によって、新しいMICEのカタチをつくり出すことを目的としています。
研究会では、毎回、MICEに関する課題やニーズ発表、そして異業種からの課題解決技術(シーズ)提案発表を行っています。

ファシリテーターの新産業文化創出研究所 廣常 啓一 所長
司会を務めたコングレ 竹崎社員

今回の研究会は、3社からMICEの課題解決技術(シーズ)発表と、経済産業省から令和3年度「展⽰会等のイベント産業⾼度化推進事業」についてのお話がありました。

課題解決発表の1社目は、株式会社ハシラスの臨場感⾼く伝えられるVRソリューション「キネトスケイプ」です。
特定のお客さまに対して、自社の商品、MICE施設などの特徴を高い臨場感をもって伝えることのできるサービスで、新たな商談の場など広く活用が期待されます。随時、同社にて体験会が実施されています。

株式会社ハシラス
安藤 晃弘 氏の発表

2社目は、メディアサイト株式会社のライブ配信を⾃前で運営できる配信サービス「Mediasite PUSH」です。
オンラインイベントの配信に必要な機材、サーバー、運用までに必要な手続きまで丸ごとパッケージ化。主催者が準備にかかる工数を一気に削減することのできるサービスです。

メディアサイト株式会社
坂本 修次 氏の発表

3社目は、タイムリープ株式会社の遠隔接客サービス 「RURA」です。
少人数で、多拠点の店舗の接客を遠隔で行うことで、非接触かつ省人化を飛躍的に実現するサービスです。喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症に加えて、確実に到来する労働人口の減少という社会課題に対する解決策として、今後、より広く活用が期待されます。

タイムリープ株式会社
⼾上 貫太 氏の発表

最後に、経済産業省から、令和3年度「展⽰会等のイベント産業⾼度化推進事業」について説明がありました。
大阪・関西万博を控え、展示会産業のもつ経済波及効果に対する期待がますます高まる中、コロナ禍も踏まえ、展示会における新たな技術サービスの登場や発展が求められています。それを喚起するための国の施策の一つとして実施されるのがこの事業です。事業に関する情報は、今後、随時公開されます。

経済産業省
澤原宜 謙 氏

今回のプログラムは以下の通りです。

【課題解決技術(シーズ)提案発表】
◎課題解決技術(シーズ)発表(1)
MICE施設の機能と魅⼒を臨場感⾼く伝えられるVRソリューション『キネトスケイプ』
株式会社ハシラス 代表取締役
一般社団法人エンターテインメントXR協会 代表理事 安藤 晃弘 氏

◎課題解決技術(シーズ)発表(2)
「⼿間なし」「⼿配なし」「不安なし」のライブ配信を、⾃前で運営できる配信サービス【Mediasite PUSH】のご紹介
メディアサイト株式会社 経営企画部
新規事業・アライアンス開発室 室⻑ 坂本 修次 氏

◎課題解決技術(シーズ)発表(3)
社会課題への対応策として有効な遠隔接客サービス『RURA』活⽤事例のご紹介
タイムリープ株式会社 マーケティング部門責任者 ⼾上 貫太 氏

【事業説明:経済産業省】
令和3年度「展⽰会等のイベント産業⾼度化推進事業」について
経済産業省 クールジャパン政策課 課⻑補佐 澤原宜 謙 氏

発表内容の詳細は新産業文化創出研究所のウェブサイトをご確認ください。
https://icic.xsrv.jp/seminar/event11973/

次回の『第12回MICEイノベーション研究会』は、2021年6月24日(木)16:00~18:00の開催を予定しています。
参加申し込みは、以下の公式サイトからお願いいたします。