2023年11月16日（木）、天空橋駅（東京都大田区、京浜急行電鉄および東京モノレール）に直結する大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」（羽田イノベーションシティ、略称：HICity）がグランドオープンし、記念式典が開催されました。
また、2023年11月17日～19日には、オープンを記念したイベント「Grand Opening Event∅」が開催され、最新のテクノロジーやアートに触れられる実証実験や作品展示、マルシェ、大田区や羽田の魅力を体感できるアクティビティなど、合わせて90以上のコンテンツが披露されました。株式会社コングレ直営のホール＆カンファレンス・会議室「コングレスクエア羽田」では、先進技術に携わるスタートアップや大手企業が集結する「HANEDA EXPO」などが行われ、期間中多くの来場者で賑わいました。

11月16日（木）の記念式典は、羽田みらい開発株式会社 山口皓章代表取締役社長の主催者挨拶で幕を開けました。
山口社長は、コロナ禍の2020年7月にまち開きをしたHANEDA INNOVATION CITYは、これまで困難を乗り越えてきたことに触れ、「日本初のスマートエアポートシティとして、日本の未来をつくることにこれからも挑戦していきたい」と挨拶しました。

大田区の鈴木晶雅区長は、HANEDA INNOVATION CITYが「新産業創造・発信拠点」であることに触れ、「エリア一帯のさらなる発展を通じ、区内はもとより国内産業の競争力強化に貢献していきたい」と挨拶されました。

続いて、来賓祝辞として、斉藤鉄夫国土交通大臣は、訪日外国人の数がコロナ禍以前に迫りつつあり、先月の統計では初めてコロナ禍を上回るほど回復してきたことに触れ、「新たな産業の創出を図るイノベーションの拠点として、未来志向の新たなまちの誕生を、大いに歓迎いたします」と述べられました。

東京都の小池百合子知事は、水素エネルギーの利活用拡大に向け、川崎市・大田区・東京都による連携協定を締結していることに触れ、「空港臨海エリアの発展によって、東京の国際都市としての魅力向上を期待しています」と述べられました。

●コングレスクエア羽田の「HANEDA EXPO」

11月17日（金）～19日（日）に開催された「Grand Opening Event∅」のイベントの一つとして、HICityのゾーンJにある「コングレスクエア羽田」では、先進技術に携わるスタートアップや大手企業が一堂に集まる「HANEDA EXPO」を実施。事業者・企業向けの専門性の高い事業展示やカンファレンス、ピッチ、体験コンテンツなどが行われました。

コングレスクエア羽田のホールには、プロジェクターを壁に投影したアート空間演出の展示や、コンビニエンスストアの模擬店舗と小売業ロボット「ロボットコンビニ」の展示など、来場者を楽しませるコンテンツが集結。来場者が出展者に仕組みや使用方法を聞くなど、活発な交流が行われていました。

また、ホールの一角とルーム1をカンファレンス会場としてセッティングし、「AI」「web3」「NFT」などの先端技術のエキスパートによるトークセッションが開催されました。

ラウンジには、子どもから大人まで先進技術を体験して楽しめるコーナー「みらいのアソビバ」が設けられました。
株式会社エム・ディー・シーは、床に投影された映像にあわせてトレーニングすることができるAR型室内運動プラットフォーム「DIDIM」や韓国式プリクラ機など、そして株式会社ダイナモアミューズメント/株式会社ハシラスは、VRで観光体験できる「コスモバルーン」と立ち乗り型VRライド「キックウェイ」を展示。来場者がアクティブに先進技術を体験できる空間となりました。

●HICityのデッキではマルシェ

記念式典およびイベントが開催された4日間、自動運転バスの試乗や3Dフードプリンター、ロボット体験など、HICityならではの最先端テクノロジーを体感できる多数のコンテンツが展開されました。
また、HICity2階にある歩行者専用デッキ「イノベーションコリドー」では、“伝統を体現し続けるお店”や“新しいチャレンジに挑むお店”など、多くの飲食店や自治体、企業によるマルシェが出店されました。来場者が飲食や物販、展示を通じて様々な日本のライフスタイルと出会える場となりました。

様々な技術のエキスパートやロボット、カルチャーなど多種多様な分野の価値観が集い、大変な賑わいとともにグランドオープンしたHANEDA INNOVATION CITY。コングレは今後も、このまちのメンバーとして、最先端技術や地域活性化を推進する場の提供に取り組んでまいります。