2023年8月11日（金・祝）～13日（日）、株式会社コングレのMICE施設「ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター」（JR大阪駅北口直結、グランフロント大阪）にて、2回目となる“お城イベント”「大阪・お城フェス2023」［主催：テレビ大阪株式会社／株式会社コングレ］を開催しました。歴史的に重要な舞台となった全国各地の城郭や団体・企業（計46）による展示や専門家によるフォーラム・セミナー、グッズ販売など、全国のお城好きや歴史ファンを盛り上げるコンテンツを実施。初日から多くの来場者の方々にお越しいただき、3日間の合計来場者数は、昨年を上回る7,887人でした。

展示会場は、全国各地の城郭や城跡、お城と関わりが深い歴史上の人物などを紹介する「観光PRブース」と、甲冑や刀剣を実際に身に着けて写真撮影ができるコーナー、お城や戦国武将をモチーフとしたグッズを販売する「企業PRブース」に分かれています。各ブースでは、計46の団体と企業の出展者の方々が鎧をまとったり、ご当地キャラクターが出迎えたりする演出によって、それぞれの魅力を伝えていました。
また、出展者のご協力のもと、来場者がお城に関するクイズに回答しながら展示ブースを巡る「周遊型クイズラリー」を実施。来場者と出展者のコミュニーケーションのきっかけになったと、大変好評をいただきました。

イベントステージでは、昨年も人気コンテンツであった、お城や歴史の専門家によるフォーラム・セミナーおよび出展者によるPRステージを実施しました。参加した皆さまは熱心に聴講しており、ご自身のお城に関する知識をアップデートいただけたのではないかと思います。
SNSでは、たくさんの方にイベントの様子や感想などを投稿していただいています。ぜひ、お城フェスの「公式X（旧Twitter）アカウント」もご覧ください。

今回は、大阪市と大阪城天守閣のご協力のもと、「地下に眠る豊臣大坂城」をテーマにした企画展示のコーナーを設けました。
大阪市は、「大坂夏の陣」から400年を機に、豊臣秀吉が築いた初代大坂城の石垣“豊臣石垣”を掘り起こし、それを一般公開する計画「豊臣石垣公開プロジェクト」に取り組んでいます。今回の企画展示コーナーでは、発見・発掘や公開プロジェクトについて説明するパネル展示と、当施設の高さ7.4mのホールを活かして“豊臣石垣”の一部を実寸大に出力した懸垂幕を設置。来場者に石垣の迫力を体感いただくとともに、フォトスポットとしてもお楽しみいただきました。
「大阪・お城フェス」は本プロジェクトの募金活動『太閤なにわの夢募金』を応援しています。

さらにイベントステージでは、大阪市文化財協会学芸員の清水 和明氏が「地下に眠る豊臣期大坂城詰ノ丸の石垣を掘る」をテーマに、2020年度の大坂城発掘調査の成果を講演。本丸石垣の構造をはじめ、築城から夏の陣にいたるまでの新たに解き明かされた内容を紹介をしました。

そのほか、姫路産の白本革で創る「城・武将家紋」グッズ制作や、夏休み中の子どもたち向けの自由研究用の自習スペース、ブロックお城など、大人も子どもも楽しみながら、お城の知識や理解を深められるコーナーを多数ご用意しました。

この度、全国からご出展やご出演、ご協力いただいた皆さま、本イベントを一緒に盛り上げていただき誠にありがとうございました。ご来場いただいた皆さまには、ぜひ、今回見つけたお気に入りのお城や気になる場所に足を運んでいただけたらと思います。
今後もコングレは、大阪の中心に位置する「ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター」を通じて、さまざまな地域と連携しながら地域活性化に取り組んでまいります。