東京建物株式会社（東京都中央区、代表取締役 社長執行役員：野村 均、以下「東京建物」）が再開発組合の一員として参画し、2025年度の竣工を予定している「東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業」(以下「本事業」)において整備する劇場・カンファレンス施設（以下「本施設」）について、ぴあ株式会社（東京都渋谷区、代表取締役社長：矢内 廣、以下「ぴあ」）および株式会社コングレ（東京都中央区、代表取締役社長：武内 紀子、以下「コングレ」）が運営を行うことが決定しました。
本事業では、大規模ターミナル駅である東京駅への近接性や、バスターミナル等を通じて国内主要都市から直接アクセスできる立地特性を生かし、約800名を収容可能な東京駅前初の段床型※の劇場を整備するほか、大型の展示会・講演会等を実施可能な平土間ホールや各種会議・交流イベントが実施できる会議室を備える予定です。
※演劇・ミュージカル・音楽ライブ等を主たる演目と想定し、後方が高くなるよう段差を設けた客席配置とした劇場。

コングレは、G7サミットをはじめ数々の国際会議の運営を担当し、「国際会議のコングレ」として会議の成功に寄与することで社会課題の解決に関わってきました。全国でMICE施設や文化施設など約90施設の運営に携わっている経験や、展示会・イベント主催者としてのさまざまな企画やコンテンツ、ノウハウを活かし、このまちを拠点とした情報発信、交流の促進を図ってまいります。
東京駅周辺エリアでも、多くのカンファレンス施設の運営に従事し、数多くのビジネスイベントやコンベンションなどの開催を通して、ビルの付加価値向上やエリアの賑わい創出に取り組んでおります。
本施設は、コングレとエンタテインメント業界を長年牽引してこられたぴあ社と共同で運営を行います。東京駅前にありながら、カンファレンス施設と演劇等を主用途とした劇場が一体となっている特徴を活かし、ビジネスイベントだけでなく、エンタテインメントをはじめ幅広い分野のイベント開催に取り組み、地域住民やビルテナントにとって、魅力的なエリアとなるよう、東京建物の目指すまちづくりに貢献してまいります。

ぴあは、「ぴあアリーナMM」や「豊洲PIT」「仙台PIT」等の施設運営にも多く従事し、集客エンタテインメント市場の拡大に寄与すべく取り組んでおられます。
コングレは、本施設だけでなく、各地のホール・劇場・カンファレンス施設等の運営におけるぴあとの協業、連携の可能性も引き続き検討し、より幅広い目線で、イベント・コンベンション事業や施設運営事業の拡充を図ってまいります。

【本施設の概要】
開設位置：東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発事業　3～6階
面積：約10,000㎡
施設規模：劇場　約800名収容、平土間　大ホール：約750㎡　小ホール：約160㎡、会議室10室（いずれも予定）

【本施設が包含される再開発概要】
※記載の内容は、今後の協議等により変更となる可能性があります。
事業主体：東京駅前八重洲一丁目東B地区市街地再開発組合
所在：東京都中央区八重洲一丁目300番、205番6、205番7の一部
敷地面積：約10,600㎡
延べ面積：約225,000㎡
主要用途：事務所、店舗、バスターミナル、カンファレンス、医療施設、駐車場等
階数／最高高さ：地上51階・地下4階／約250m
着工：2021年10月
竣工予定：2025年度

※画像提供：東京建物株式会社