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「第19回MICEイノベーション研究会」7月22日に開催~「サステナブルMICE」実現へのアプローチ
展示会・イベント
2022.07.13

「第19回MICEイノベーション研究会」7月22日に開催~「サステナブルMICE」実現へのアプローチ

2022年7月22日(金)16:00~17:35、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)と株式会社新産業文化創出研究所(東京都千代田区、代表取締役所長:廣常 啓一)は、「第19回MICEイノベーション研究会」をオンラインで開催します。
参加費は無料です。皆さまのご参加をお待ちしております。

今回の研究会のテーマは「『サステナブルMICE』実現へのアプローチ」です。

ポストコロナに向けて、「サステナブルMICE」実現のための準備は整っていますか?
世界各地でコロナ禍からの回復が進み、国際会議や大規模イベントなどの誘致機会が増えています。誘致競争を勝ち抜くための国際競争力を強化するためには「サステナブルMICE」の実現が不可欠です。

コロナ禍によって影響を受けたMICEの分野は、現在、ターニングポイントにあると言えるのではないでしょうか。
今こそ、グリーン購入の推進、食品ロスの削減、施工資材や印刷物の廃棄とリサイクル、CO2削減などに取り組むほか、デジタル化やグローバル基準などの新たな手法を取り入れるなど、ポストコロナに向けて準備していくことが大切です。

そこで、今回の研究会では、サステナブルMICEの実現に向け、以下の3つからアプローチします。

基本を紐解く
 「TOKYO MICEサステナビリティガイドライン(東京観光財団(TCVB)策定)」
共創で取り組む
 サステナブルなMICEの実現に活用が期待される技術・サービス・事業アイデア
差別化を図る
 観光・イベントの視点から都市の持続可能性を可視化する世界唯一の指標
 「GDS-Index」

MICE主催者、企画運営事業者、関連事業者、会場・施設事業者、行政、コンベンションビューローなど、MICEに関わる皆さまと一緒にサステナブルMICEを考える機会にしたいです。
ぜひ、ご参加ください!

<第19回MICEイノベーション研究会 プログラム>

16:00 – 16:10【研究会説明】
ファシリテーター: 株式会社新産業文化創出研究所 所長 廣常 啓一

16:15-16:35 【『サステナブルMICE』実現へのアプローチ】
「サステナブルMICE都市・東京の実現を目指して」
公益財団法人東京観光財団(TCVB)
コンベンション事業部長
戸田 加寿子 氏

発表主旨
MICEの誘致・開催においても、サステナブルな取り組みを推進する都市・企業でないと主催者から選ばれない時代になってきました。
今回は、東京観光財団が作成した「東京都MICEサステナビリティガイドライン」策定の背景と目的、サステナビリティを取り巻く海外都市の動向、またMICE関連事業者に求められることなどについてお話しする予定です。

16:35-17:20【提案発表】
~サステナブルなMICEの実現に活用が期待される技術・サービス・事業アイデア~

①「『言葉の壁を無くす』凸版印刷の多言語サービス、取り組みについて」
凸版印刷株式会社
情報コミュニケーション事業本部 ソーシャルイノベーション事業部
ソーシャルイノベーション事業開発室 課長
大文字 一人 氏

発表主旨
在留外国人が増加し、外国人観光客の増加が期待されている状況の中、凸版印刷は社会課題である「言葉の壁を無くす」をキーワードに多言語サービスを展開しています。多言語サービスは観光、自治体、病院、学校などさまざまなシーンにおいてコミュニケーションの課題解決のために活用いただいています。
凸版印刷でサービス展開している、VoiceBizを中心に複数企業・団体で研究開発に取り組む同時通訳技術(多言語翻訳技術の高度化)についても説明します。

②「国際的な食の多様化トレンドに向けて MICE開催時に対応が必要な『食の知識』と『ツール』」
株式会社CAN EAT
代表取締役CEO
田ヶ原 絵里 氏

発表主旨
アレルギー、ベジタリアン・ヴィーガン、ムスリム、妊娠、授乳中、持病など…世界人口の約3分の1が何かしらの食事制限を持ち、その種類は複雑多様化しています。
今後のインバウンド顧客の増加に備え、ホテル・ブライダル・旅行業界や大阪万博などは「食の多様化への対応」が急務となっています。
「宗教や体質に関わらず、すべての人が平等に外食を楽しむことができる」食のパーソナライゼーションが実現する世界を目指す株式会社CAN EATが、食の多様化が取り巻く日本の課題やその解決策についてお話しします。

③「イベントをするほど環境・社会・経済を良くする実施方法とは」
サステナブルイベントネットワーク
西崎 龍一朗 氏

発表主旨
イベントを実施すると環境負荷が多く、廃棄物が約2トン/CO2が約100トン排出されます。(1000名規模のイベントの場合)
これからのイベントにおいてのサステナビリティは「あれば良いもの(Nice-to-have)」から「必要なもの(Must-have)」へ変化しつつあり、どのように変われば持続可能なのかについて、事例を用いて考えます。

17:20-17:30
【観光・イベントの視点から持続可能なまちづくりを促進し、MICE 開催都市としての価値を高める『GDS-Index』】

GDS-Index 日本パートナー
西本 恵子 氏

発表主旨
GDS-Indexは、観光・イベントの視点から都市の持続可能性を客観的に示すことができる世界唯一の指標です。
2015年に ICCA(国際会議協会)の北欧部会の都市が自発的に始めた取り組みから、現在は国連のOne Planet公式メンバーとしても活動の場を広げています。
日本の各都市が、大型MICE誘致や観光復興を実現するためには、持続可能な都市として世界に認知される必要があります。
各都市の国際競争力強化につながる「SDGs・サステナビリティ視点」を取り入れるメリットについて、導入都市の実例を交えてお話しいたします。

【閉会・次回以降のご案内】

MICEイノベーション研究会とは
MICEイノベーション研究会は、新型コロナウイルス感染症によって、大きく影響を受けたMICEビジネスについて、異業種、異分野との交流によって、新しいMICEのカタチをつくり出すことを目的としています。
研究会では、毎回、MICEに関する課題やニーズ発表、そして異業種からの課題解決技術(シーズ)提案の発表を行っています。

このような時代だからこそ、業界を越えてMICEにイノベーションを起こし、withコロナ、postコロナ時代の人々の交流を進めていきたいと考えています。
皆さまのご参加をお待ちしています。

※ MICEとは、企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字のことであり、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称です。(出典:観光庁ウェブサイト)