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2022年3月14日「第17回MICEイノベーション研究会」羽田イノベーションシティ内コングレスクエア羽田で開催
展示会・イベント
2022.03.03

2022年3月14日「第17回MICEイノベーション研究会」羽田イノベーションシティ内コングレスクエア羽田で開催

2022年3月14日(月)、株式会社コングレ(東京都中央区、代表取締役社長:武内 紀子)と株式会社新産業文化創出研究所(東京都千代田区、代表取締役所長:廣常 啓一)は、「第17回MICEイノベーション研究会」を羽田イノベーションシティ(HICity)内のコングレスクエア羽田にて開催します。今回はwithコロナで、新しいMICEと施設のカタチを創造する技術や製品、ツールの実証実験、提案発表、展示・体験会を行います。また、経済産業省 令和3年度事業「展示会等のイベント産業の高度化事業(実証事業)」 採択企業の成果発表会を同時開催します。参加費は無料です。皆さまのご参加をお待ちしております。

2020年7月、コロナ禍で影響を受けたMICE(企業のミーティング・セミナー、国際会議・学会、展示会・イベントなど)を進化させるため、「MICEイノベーション研究会」を立ち上げました。
研究会は通常オンラインで、MICEに関する課題やニーズ発表、そして異業種からのソリューションの提案発表を行っています。
2022年1月現在で16回開催し、約560の企業・団体の方が参加、60社を超える企業が新しい技術やサービスを提案。異業種との交流を通じ、DX、AI、ロボットなどの先端技術を取り入れて、新しいMICEのカタチを創造する共創プラットフォームとしての役割を果たしています。

今回は昨年3月に続いて、2回目となる会場でのリアル開催です。MICEおよびMICEを開催するカンファレンス施設をはじめとした各種施設のイノベーションと共創の出会いの場となるよう、「新しいMICEや施設の『カタチ』を創造する」「MICEや施設などの課題を解決する」技術・事業アイデア・サービスを持った多数の企業が参画し、「実証実験」「提案発表」「展示・体験会」を実施します。

また、経済産業省 令和3年度事業「展示会等のイベント産業の高度化事業(実証事業)」 採択企業 成果発表会を同時開催します。
経済産業省が、展示会等において新たなデジタル技術・サービス等の実証事業として、With/Afterコロナにおけるブロックチェーン技術等を用いた、展示会等のイベント産業における新たな取引モデルの構築を実証する事業について公募し、このたび採択された企業・団体6者の成果を発表します。

経済産業省 令和3年度事業「展示会等のイベント産業の高度化事業(実証事業)」採択企業 成果発表会
- 発表者・発表タイトル・発表要旨
成果発表1: スタートバーン株式会社 渡辺 有紗 氏
「~Sizeless Twin~ファッション産業におけるNFT/メタバースを活用した展示の高度化事業」

3月4日~13日の期間で馬喰町のギャラリーにてユニークピース並びにそのデジタルツインの展示を実施。
これまで、ファッションブランドの収益源は実物の洋服の販売に限られ、特にオートクチュールの場合は販売対象の層が限定的でした。メタバース/NFTを活用することで、ブランドにとっては販路の多様化、デザイナーにとっては表現の広がりを期待することができます。加えて、スタートバーンが提供する「Startrail」の仕組みを通して、二次流通時の還元金という新たな収益源も得ることができます。
ファッション業界の流通に新しいソリューションを提供しながら、実際に来場者がデジタルツインを想起・体験できる展示の結果を踏まえて、お話しします。

成果発表2: 株式会社Mogura 久保田 瞬 氏
「VRとメタバースで実現する新しい工場見学~ワープ型オープンファクトリー~」

Moguraでは、大阪のFacrorISM実行委員会と協働し、VR(バーチャルリアリティ)を用いたオープンファクトリー(技術の見える化展示会)の実証事業を実施しました。今回の講演では、町工場が抱える課題をVRそしてメタバース、アバターを使ってどのように解決を試みたのか、その結果について報告します。

成果発表3: 株式会社リモデルパートナーズ 有田 茂 氏
「VR(仮想現実)とAR(拡張現実)を連動させた新たなバーチャル展示会によるリアル商材の流通」

今後「メタバース(3次元仮想空間)」関連事業の成長は加速、特にデジタルコンテンツは新たな市場が形成されていくでしょう。一方、既存リアル商材の流通は、この変化の波をどう活用していくのか手探り状態かと推測します。
今回は市場規模、成長性、事業採算性からみて誰も取り組まないであろう産業にあえて目を向け、VR(仮想空間)での売場の商品が、現実空間にてAR(拡張現実)により手元で表現される手法にてユーザー反応を実証。また、今後の量産化課題である商品3D化コストに関し、市販の機材等を活用した生産プロセス改善の可能性も検証しました。これらについて報告します。

成果発表4: 株式会社小田急百貨店 石川 真 氏
「『郷土玩具×XR技術×クリエイター』による新たな伝統的モノづくり品展示会に関する成果報告」

コロナ禍によるイベント・展示会の機会損失や産業従事者・職人の高齢化などの課題を抱え、縮小傾向にある伝統的モノづくり産業に対し、その文化継承への貢献を目的に、単なる製品展示・販売に留まらず、国際的に著名なクリエイターによるXR技術を活用した没入型コンテンツを提供する新たな展示会を実施しました。
これにより、今まで郷土玩具に興味がなかった若年層や魅力を十分に感じることがなかった層への訴求。また、リアル会場・多言語対応のオンライン会場での同時開催とし、出展者・参加者双方にとっての物理的な移動や時間的制約を軽減するwithコロナにおける展示会モデル構築も目指しました。当該展示会に対する成果報告を行います。

成果発表5: 株式会社マイナビ 中島 玄揮 氏
「展示会等のイベントにおけるリアルタイムAI自動翻訳の活用実証実験について」

国内のイベント産業の規模を維持、拡大するため展示会のグローバル化は必須の課題となっています。そうした課題解決の一助となるよう、近年発達が目覚ましいAI技術を利用した高精度のリアルタイムAI自動翻訳ツールを用い、イベントの多言語化対応についての実証実験を行いました。
リアルタイムAI自動翻訳ツールがイベントにおける各場面で実用に堪える精度か、運営における講演・対話(商談)・運営の場面等で、取り入れることが可能な簡便さを有しているかなどを検討し、今後のイベントに活用できるよう報告します。

成果発表6: 一般社団法人アート東京 川上 尚志 氏
「NFTを活用したアート取引市場における展示・流通高度化事業」

実物のアート作品の3DCGレプリカを製作し、ARによるバーチャル展示会を開催、高精細なデジタルレプリカによる「質感の再現」により、デジタルの中にリアルを感じるアート作品の新たな楽しみ方を提案していきます。
新たな展示会等イベントのモデルを確立させ、作品のデジタル化とライセンス管理されたデータによる距離的制約を受けない、海外への積極的なマーケティングの場を創出します。「アートフェア東京2022」の併設イベントとして展示会を開催、NFTプラットフォーム「FAT Collection」を利用しNFTアートを流通。なお、転売(二次流通)は行わず、法定通貨のみの取引を実施します。これらについて報告します。

実証実験/提案発表/展示・体験会
- 出展者紹介(一部)
PaylessGate株式会社/デジタルゲート認証/決済プラットフォーム「SmartWallet」 |実証実験・提案発表・展示|
「SmartWallet」は、Bluetoothを使ったスマホ端末認証による受付効率化システムです。従来のQRコード受付のようにスマホを操作する必要なく、ICカードのように事前に配布する必要がない新しい受付ソリューションの提案です。
今回は参加者の皆さまにご協力いただき、実証実験を実施します。スマートフォンに「SmartWallet」アプリをインストールしていただき、ストレスを感じさせない参加受付体験をはじめ、講演会場/展⽰会場での⾏動履歴を収集する実証実験です。

株式会社ハシラス/めちゃバース/めちゃイベント |提案発表・展示|
一般的なWebブラウザから簡単に利用できるメタバースです。最大数千人規模が同じバーチャル空間に同時アクセスできる独自開発の技術の概要、応用例、実績、未来について提案発表および展示を行います。

タイムリープ株式会社/遠隔接客サービスRURA |提案発表・展示|
「RURA」は施設の接客を自宅や会社から行えるサービスです。接客が必要な場所に設置することで、来場されたお客さまをモニター越しに接客できます。少人数で複数拠点の対応ができるため、優秀なスタッフを配置して人件費削減と収益向上を同時に実現可能です。

株式会社リコー / iPresence合同会社 |展示|
・RICOH Spectrum
・RICOH 4K Live Streaming
・テレプレゼンスアバターロボット
・ハイブリッド交流会ソリューション
映像の遠隔配信技術をベースに、アバターロボットや360度カメラ、ウェアラブルグラスなどのエッジデバイスを組み合わせ、臨場感のある現場リアルタイム映像をハイブリッドイベントで活用できるソリューション・サービスです。

当日は、MICEの主催者をはじめ、文化施設、商業施設、ホテルなどの運営事業者、課題に関するソリューションを持つ異業種の企業、アライアンスの担当者などが一堂に会します。皆さまのご参加をお待ちしております。

【第17回MICEイノベーション研究会~実証実験】
●会期:2022年3月14日(月)13:30―18:00
●会場:コングレスクエア羽田
    東京都大田区羽田空港一丁目1番4号 羽田イノベーションシティゾーンJ
    京急空港線・東京モノレール「天空橋駅」直結
●参加者数:150 名(予定)
●参加申し込み:申し込みサイトからお申し込みください。

【プログラム】
13:30~
 開場・受付開始

13:30~14:30
 展示・体験会 / 発表者・出展者・参加者のビジネスマッチング
 【出展者一覧】 詳細
 株式会社Archaic / 株式会社エヌジーシー / 株式会社Nsystem / 株式会社丹青社 / 株式会社コルドンブルー /
 株式会社ジールアソシエイツ / タイムリープ株式会社 / 株式会社トーガシ / 株式会社トリプルアイズ /
 株式会社ハシラス / 株式会社ビズコム / PaylessGate株式会社 / 株式会社pote+ / メディアサイト株式会社 /
 monoAI technology株式会社 / 株式会社リコー / iPresence合同会社 / 株式会社リモデルパートナーズ /
 株式会社小田急百貨店 / 一般社団法人アート東京

14:30~17:00
 MICEイノベーション研究会発表/経済産業省令和3年度事業 採択企業 成果発表会
 ファシリテーター:廣常啓一(新産業文化創出研究所 所長)

 1.実証実験実施企業による提案発表 詳細
   「【Smart Wallet】Bluetoothでのハンズフリー認証による受付業務効率化」
     PaylessGate株式会社 代表取締役 足立 安比古 氏

 2.「新しいMICEや施設のカタチを創造する」「MICEや展示会、施設等の課題を解決する」技術・事業アイデア・サービスの提案発表 詳細
    「画像解析 AI 技術を用いた入退場者数のリアルタイム把握による安心・安全なイベント開催」
      Intelligence Design 株式会社 Business Development / 取締役 末廣 大和 氏
    「MICEにおける遠隔接客」
      タイムリープ株式会社 インサイドセールス/責任者 吉住 大輔 氏
    「メタバースで数千名規模のイベントを実現する『めちゃバース』『めちゃイベント』」
      株式会社ハシラス 代表取締役社長 /一般社団法人エンターテインメントXR協会 代表理事 安藤 晃弘 氏
    「新サービス Mediasite Extenderのご紹介」
      メディアサイト株式会社 経営企画部 新規事業・アライアンス推進室 室長 坂本 修次 氏

 3.経済産業省 令和3年度事業
   『展示会等のイベント産業の高度化事業(実証事業)』 採択企業による成果発表会 詳細
 3-1.経済産業省より本事業に関する説明
     経済産業省 商務・サービスグループ クールジャパン政策課 課長補佐 澤原宜 謙 氏
 3-2.採択企業による成果発表(6事業者)
     「~Sizeless Twin~ファッション産業におけるNFT/メタバースを活用した展示の高度化事業」
       スタートバーン株式会社 渡辺 有紗 氏
     「VRとメタバースで実現する新しい工場見学~ワープ型オープンファクトリー~」
       株式会社Mogura 久保田 瞬 氏
     「VR(仮想現実)とAR(拡張現実)を連動させた新たなバーチャル展示会によるリアル商材の流通」
       株式会社リモデルパートナーズ 有田 茂 氏
     「『郷土玩具×XR技術×クリエイター』による新たな伝統的モノづくり品展示会に関する成果報告」
       株式会社小田急百貨店 石川 真 氏
     「展示会等のイベントにおけるリアルタイムAI自動翻訳の活用実証実験について」
       株式会社マイナビ 中島 玄揮 氏
     「NFTを活用したアート取引市場における展示・流通高度化事業」
       一般社団法人アート東京 川上 尚志 氏
 3-3.経済産業省より総括と来年度事業に関するご案内
     経済産業省 商務・サービスグループ クールジャパン政策課 課長補佐 澤原宜 謙 氏

17:00~18:00
 展示・体験会 / 発表者・出展者・参加者のビジネスマッチング
 出展者一覧

【MICEイノベーション研究会 事務局】
◎株式会社コングレ
株式会社コングレは1990年の創立以来、「MICEビジネスのイノベーションカンパニー」として、一貫してコミュニケーションに関わり、人と人とのつながり、相互理解が進む社会を目指して仕事に取り組んでいます。
コンベンション事業では、2012年のIMF・世界銀行年次総会、2016年の伊勢志摩サミットなどを成功に導き、「国際会議のコングレ」として社会課題の解決に関わってきました。多数の医学会の運営も担当し、学術の発展を支援しています。
施設運営事業では、コングレブランドのMICE施設をはじめ、美術館、科学館、水族館、展望台などの文化施設・観光施設を合わせて約90施設を運営。全国でまちづくりに参画し、地域活性化に取り組んでいます。
展示会・イベント事業では、スポーツビジネスやドローンなど、時代の要請に応じた最先端のテーマを取り上げ、関係者とともに産業の振興に注力。さらに、コロナ禍でMICEイノベーション研究会を立ち上げ、異業種との交流を通じ、DX、AI、ロボットなどを取り入れて事業を進化させています。

◎株式会社新産業文化創出研究所(ICIC)
シンクタンク機能とプロデュース機能の両輪により、今後、社会が求めるであろうニーズや注目されてこなかった潜在的な市場、これまで課題の解決策がなかった領域や将来訪れる課題などに注目し、それに対応する技術や製品、サービスなどを生み出し、市場導入すること、また、新たなライフスタイルや文化を創り出し、これに対応する技術や製品、サービスを適応させること、新産業や文化を創出する仕掛けをサポートすることで、イノベーションの創出を担っています。
以上のコンセプトから、様々な分野にわたり異分野が共創するプラットフォームとしての研究会や拠点を立ち上げ、これまでにないビジネスモデルを実証実験し、社会に提示していくことで街づくりからイノベーション産業・文化、また企業・事業・価値等の創造と好循環機能を目指します。
これまでも、早くからVRや3Dを活用したシアターや自動翻訳・通訳を活用した次世代テレビ会議システム、そうしたコミュニケーション空間、複数地点の地域教育プログラムの相互通信利用など複数の研究会やプロジェクトも開催してきました。