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ドローンが活躍するスマート社会の実現に向けて―Japan Drone 2021レポート

ドローンが活躍するスマート社会の実現に向けて―Japan Drone 2021レポート

一般社団法人 日本UAS産業振興協議会(以下JUIDA)およびコングレが主催する「Japan Drone 2021」が、2021年6月14日(月)から6月16日(水)の3日間、幕張メッセを会場に開催されました。感染拡大防止措置を講じながらリアルとオンラインのハイブリット形式となった本イベント。今回は、本年で6回目を迎え、日本最大級の民生用・商業用ドローン産業の国際展示会&コンファレンスに成長した「Japan Drone 2021」をレポートします。

Japan Droneは、日本初のドローンに特化した国際展示会&コンファレンスとして、JUIDAとコングレが2016年に初開催しました。ドローン産業の着実な成長とともにスケールを拡大しながら第6回目を迎えた本年は、「ドローンを社会実装するスマート社会実現へ」をテーマに、展示会はリアルで、国際コンファレンスはリアル+オンラインで開催。感染拡大防止措置や入場制限を設けながらではありましたが、108社・団体にご出展を賜り、最終的には12,553人にご参加いただきました。出展者様、関係者の皆様、また、ご支援いただきました全ての皆様に、心より感謝申しあげます。

メディアも大注目の最先端の技術が集結—展示会場は活発な交流の場に

2015年12月の航空法改正が安全なドローンの活用・運用にかかる各種ルール制定を後押しし、近年、関連する新商品・サービスの開発が加速しています。こうした旺盛な市場環境を背景に、本年のJapan Droneには、多様なドローンビジネスプレイヤーからの各種出展のほか、新たなフィールドとして注目の高まる空飛ぶクルマや大型ドーンも多数出展。ソニーグループの初出展も、多くのメディアを賑わせました。

5Gの実装を見据えて通信大手3社が勢ぞろいしたのも本年の特長です。高速大容量通信の実装は、ドローンビジネスを拡大させる起爆剤といわれており、各社の展示からは並々ならぬ熱意と意気込みが伝わってきました。感染防止策を講じた展示会場内からは、集結した最先端の技術や機体展示に、「やっぱりリアルはいいな」の声が。各ブースでは様々なコミュニケーションが生まれ、多くの商談が展開されていたのが印象的でした。

国際コンファレンスには世界の最新動向が満載—多様なステークホルダーの意見交換の場に

本年の国際コンファレンスにも、国内のみならず米国、欧州、アジアなどから多くのスピーカーに登壇いただきました。デジタルトランスフォーメーション(DX)、物流、運輸、農業、測量・計測通信、空撮などの活用シーンにおける動向や、ドローン機体、アプリケーション・ソフトウェア、ロボティクス技術、また各種サービス、専用施設といった関連分野まで、最新情報を幅広くご紹介。基調講演/特別講演やドローン・イノベーションセミナーなど、全23の無料・有料の講演を通して、ドローン市場の展望や可能性、安全な利用・運用を目指した共通のルール作りにつながるヒントを提供できたのではないかと思います。

また、本年は新たに「Japan Drone Forum 2021」を開催しました。「ドローンと地方創生~活用事例とスマートシティ構想~」をテーマに、国の政策や、自治体におけるドローン活用事例を紹介。ドローンを使って地域産業を発展させるには、行政と企業との連携が不可欠です。Japan Droneでの交流が地方創生につながり、地域活性化の一助になればと思います。

多彩な併催イベント―ドローン活用で社会課題の解決を目指す動きが活発に

多彩な併催イベントもJapan Droneの特徴の一つです。恒例の各種アワード、コンテストに加え、ドローンを活用した福島の復興支援を紹介する「ドローン×福島復興支援ゾーン」、観光促進やスマートシティを目指す自治体・観光協会をドローン映像の活用で支援する「ドローン×地域創生:自治体・観光PR支援映像」などを開催しました。
また、昨年に続き設けた「ドローン×SDGsゾーン」では「ドローンがつくる、持続可能な世界」をテーマに、ドローン業界やJUIDA、コングレがどのようにSDGsに貢献していけるかをパネル展示しました。ドローンとSDGsは非常に親和性が高く、その普及・啓発の場としてこのゾーンを設けたのですが、今回は展示方法も工夫し、Re-boardというリサイクル可能な紙素材100%のパネルを採用しました。パネル製作および材料は、展示会の基礎工事を請け負っていただいた昭栄美術様、日本製図器工業様に協賛いただきました。「テーマがドローンの展示会で、どうやってSDGsに資する取り組みをしようか」と相談したところから実現した本コラボレーション。SDGsをきっかけに新たな協働が始まる、そんな好例となりました。

BtoBの機能強化を目指して―コミュニティサイトを新設

本年新たに、特別協賛スポンサー専用の「Japan Droneコミュニティサイト」を新設しました。コロナ禍でビジネスマッチングが難しいという課題解決のために導入したものです。このサイトには、特別協賛スポンサーのオンライン展示を設置したほか、年間を通じて更新される最新情報の閲覧や、直接コンタクトができるコミュニティ機能も設けてあります。来場者が課題や相談をサイトに投稿すると解決策を持つ各社から提案が送られる、という仕組みも。マッチングの機会創出に繋がっています。コミュニティサイトで会期直前に開催した「見どころセミナー」は、コロナ禍で効率的に会場を回りたいという要望にもマッチし、予習に最適なプログラムとご好評をいただきました。

日本のドローン技術の世界への発信と実践的な商談の場として―Japan Drone 2022開催決定

次回の「Japan Drone 2022」は、2022 年6月21日(火)から23日(木)の3日間、幕張メッセで開催します。日本初の本格的な民生用・商業用のドローン市場に向けたイベントとして、日本のドローン技術を世界に発信すると同時にスタートアップ企業の多いドローン関連産業に実践的な商談の場を提供することを目的に始めた本イベント。第7回目となる来年も新たな取り組みや企画を推進し、ドローン産業の振興や社会課題の解決に、引き続き貢献していく所存です。「Japan Drone 2022」もどうぞよろしくお願いいたします。