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展示・プロモーション事業本部を新設しました!

インタビュー

展示・プロモーション事業本部を新設しました!

株式会社コングレでは、2020年4月1日から展示・プロモーション事業本部がスタートしました。これまで株式会社コングレとグループ会社の株式会社スペースメディアジャパンで行っていた展示事業をコングレに一本化。両社のネットワークやノウハウを最大限に生かし、展示・プロモーション事業本部としてさらに注力してまいります。今回は、展示・プロモーション事業本部の皆さんにお話しをお伺いしました。

インタビュー:

展示・プロモーション事業本部
岩倉 健介(IWAKURA Kensuke)、坂本 直樹(SAKAMOTO Naoki)、田中 さや香(TANAKA Sayaka)

インタビュアー:皆さんの簡単な自己紹介と、担当業務などを教えてください。

岩倉:展示・プロモーション事業本部は、グループ会社のスペースメディアジャパンと展示事業を統合し、4月1日より業務を開始しました。大きく分けると、①主催展示会や自主事業に関連する業務、②国内展示会の事務局業務、③海外出展者の事務局業務、④イベントの受託業務の4つを取り扱っています。私は、全体の事業をみつつ、新規展示会の企画や営業を主に担当しています。今まで様々な展示会や見本市に携わってきました。その過程でできた海外のベンダーやエージェント、業界団体等とのネットワークを活用しながら、新たな展示会やイベントの企画、出展営業に携わっています。

坂本:私は、主催展示会や自主事業、国内展示会の事務局業務等を担当しています。主催事業とは、コングレが主催や共催している展示会で、例えば、(一社)日本UAS産業振興協議会(JUIDA)と共催している、「Japan Drone」や、2016年から始まった「スポーツビジネスジャパン」、昨年立ち上げた「プログラミング教育フェア」、などです。主催展示会では、企画段階の関係者の巻き込みやマーケティングから始まり、出展者の誘致営業、メディアタイアップや来場勧奨、当日の運営まで、幅広い業務を行います。「大阪モーターショー」では、事務局業務にも携わっています。

田中:私は海外出展者の事務局を主に担当しています。日本の展示会に出展する海外企業と主催者の間に立って、出展に関するお手伝いをさせていただく、いわば現地のコーディネーター的な役割だと思っていただければ。「東京ゲームショウ」、「スーパーマーケット・トレードショー」などに携わっています。海外の企業さんにしてみれば、展示会への出展を日本進出の足掛かりに、と考えていらっしゃるところも多く、意気込みやモチベーションも高いのでお手伝いのし甲斐があります。

インタビュアー:一言で展示・プロモーションと言っても、多岐にわたる業務内容ですね。それぞれの業務の特徴や面白みなどをご紹介いただけますか。

坂本:「Japan Drone」は第1回から関わっているので、思い入れのある展示会です。2016年に立ち上げて、本年で5回目の開催を迎えます。昨年3月に開催された第4回では出展者222社、来場者14,000人超を達成しました。ドローンに関係する展示会は多々ありますが、ドローン単独の総合展示会としては日本最大級です。国内外の注目度も年々上がり、海外からの出展・来場も増えています。「Japan Drone 2020」では、国際化を推進しながら、BtoB展示会としての機能をさらに強化していければと思っています。2020の目玉は、「空飛ぶクルマ」の実現なども視野に入れた企画展示や水中ドローンです。3月の開催予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、9月29日・30日の開催へ変更しましたので、現在は企画の精度をさらに高めているところです。展示会を1から立ち上げて軌道に乗せるのは、4~5年かかると言われています。今年5回目を迎える「Japan Drone 2020」は、成熟期に入り、より一層の飛躍が求められる年でもあり、力をいれて準備しています。

田中:私は、海外の企業とお仕事をさせていただいているので、彼らとのコミュニケーションを通じて、いろいろな業界の状況や最新情報に触れられ、毎日勉強になります。海外出展者は、日本的な慣習や「言わなくてもわかるよね」、というのが通じないので、繊細なスケジュール管理というか、マネジメントが求められる気がします。日本でのプロモーションの提案も私たちの役目なのですが、海外企業は考え方も柔軟で、提案も良いものは良いと受け入れてくれるので、気に入っていただければあっという間に実現します。担当していた「スーパーマーケット・トレードショー」でのことですが、海外出展者の展示物が日本では馴染みのない食材で、日本での家庭の食卓での活用方法を提案するようなレシピとキッチンイベントを提案したんです。この提案を大変気に入っていただいて、すぐに実施が決まりました。来場者(バイヤー)に対してのPR効果は大きく、当日は大盛況でした。本番前はドタバタしますが、自分の働きかけが結果として見えるので面白いですね。

岩倉:私にとっての面白みは、仕事を通してさまざまな分野の方と、「広く浅く」でなく、「広く深い」お付き合いができることでしょうか。一言で展示会と言っても、「スポーツビジネスジャパン」はスポーツビジネス産業ですし、プログラミング教育、ドローン、モーターショーなど、展示会やイベント毎に様々な業種・部門の方と協働させていただきます。関連する国内外の協会・団体・機関、所管省庁、有力企業、アカデミア、メディアの皆さまと協力体制を築き、時にはパートナーとして参画いただきながら、一緒に1つのものを作り上げます。関係者の皆さんはその業界のエキスパートですので、深い議論をするためには常に勉強が必要です。大変ですが、最先端でその産業に携わる皆さんからアドバイスをいただいたりできるので、苦になりません。出展者さんだけでなく、当日の運営となれば、施工、制作、印刷、その他多くの協力会社さんにお世話になるわけで、多くの関係者の皆さんと広く深いコミュニケーションをとりながら協働できるのは、面白いと思っています。

インタビュアー:今後の展望などお聞かせください。

坂本
:展示会は、BtoBのビジネスマッチングの場として、経済発展に不可欠な人・物・情報の交流を促進させる、というのが、大きな命題なのですが、最近展示会の傾向として、オンラインやアプリでのビジネスマッチングが活性化していると思います。特に海外の大型展示会等では、多くの先行事例があります。今後私たちの展示会イベントでもITを活用した取り組みができればと思っています。

田中:私は、担当している展示会でのプロモーションを評価いただき、次の案件につながることがあるのですが、こういうご縁をもっと活かしてしていければと思っています。例えば、とある展示会で担当したイタリアから、展示会以外でもワインや食材のプロモーションの依頼をいただいた、ということもありました。コングレの管理・運営する施設やコンベンションでのイベントや企画などでも連携できれば、双方の企画の幅も広がるのではないか、と思っています。スペースメディアジャパンで展示会の出展誘致活動等で培った海外のネットワークなども活用して、新たなビジネスにつなげられればと思っています。

岩倉:今までもコングレの運営する大型国際会議や医学会に併催される展示会などで多く協働してきました。昨年のNEDO主催の「SIP adus workshop 2019」や京都で開催された「第25回国際博物館会議京都大会(ICOM) 」もその一例です。今回の事業統合で、コミュニケーションがさらにスムーズになり、双方の既存のリレーションやネットワークを生かした展開が容易になったと思います。展示・プロモーション事業本部として、既存のコンベンションや施設の管理運営等のノウハウも活用しながら、付加価値の高い企画や商品を展開していければと思います。

インタビュアー:ありがとうございました。

「ポスト・コロナ」では、また新たな展示会の形が求められます。展示・プロモーション事業本部では、それを新たなチャンスととらえ、チャレンジしていきます。どうぞよろしくお願いいたします。