Menu
トップページ > THINK Hub >
主催展示会「Japan Drone」の現状と今後の展望

レポート

主催展示会「Japan Drone」の現状と今後の展望

執筆者 管埜 寛之(すがの ひろゆき) プロフィール

株式会社コングレのグループ会社である、株式会社スペースメディアジャパン代表。Japan Droneのほか、海外事務局事業(海外出店者事務局)、スタジアム&アリーナ(現在はスポーツビジネスジャパン)などの主催展示会を手がける。現在、一般社団法人日本展示会協会の人材育成委員会委員、ポートメッセなごやのアドバイザリーボードも務めている。

出展者数が初回の118社から222社に拡大

「BEYOND~ドローンのさらなる高みを目指して~」という開催テーマのもと、第4回目を迎えたJapan Droneを、幕張メッセで3月13日(水)~15日(金)の3日間にわたって開催しました。初回が118社だった出展者数が今年は222社まで拡大し、今年は複数の携帯キャリア大手(NTTドコモとKDDI)の参加もあいまって今までにない盛り上がりを見せ、来場者数は過去最高の14,861人を記録しました。

前回までの開催はビジネス客と一般ユーザーを対象としていましたが、今回はターゲットをビジネス目的の来場者に絞り、開催曜日も今までの木曜日~土曜日から、水曜日~金曜日としたこと、またビジネス向けのセミナー等の企画を増やしたことがプラスに働いたとも考えられます。

「2019年はドローンビジネスが実践の年に入った」

今回の新たな企画としては、フライトデモエリアにおける水中ドローンコーナー「Water ROV」エリア、すでに全国で1万人を超えたといわれているドローンパイロット免許取得者と現在受講中の方に向けた特別セミナー「ドローンパイロット講座」などを用意しました。

今年の全体的な盛り上がりに対し、初回から一緒に主催をしてきた一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)の鈴木真二理事長は「2019年はドローンビジネス実践の年。」とも述べられています。

実際、複数の携帯キャリアが新サービスのアナウンスや発表をJapan Droneと同時に行うなど、次第にこの展示会がドローン業界の大きなエポックになってきたという感触があります。展示会の拡大は産業界の成長と不可分で、このところのドローン産業界の成長を反映したものかもしれません。産業界が実際に本格的な一歩を踏み出したタイミングと合致してきたというのが実際のところだと思います。

展示会の醍醐味は、「少人数で世の中を動かせること」と「たくさんの人に喜んでいただけること」

ジャパン・ドローンは今年で4回目でしたが、展示会を育てるのに一番大事なことは、「継続」だと思っています。諦めたら終わりです。そして、この分野にはまだまだ拡大の余地があると考えています。海外の展示会では、出展社が700社規模のドローンの展示会もありますし、将来的には、それくらいのスケール感にまで育てたいと思います。

そして、展示会を作ることの面白さは、「たった一人の企画」からはじまるということ。たった一人の企画からはじまり、少人数のチームで数多くの企業や参加者を動員し、世の中を動かせるというのが醍醐味です。展示会の規模の大小にかかわらず、基本は変わりません。もうひとつの大きなやりがいは、我々が取り組んだことが、多くの皆さんに喜んでいただけるということです。

執筆者 管埜 寛之(すがの ひろゆき)

来年の目玉は「空飛ぶクルマ~Urban Air Mobility(UAM)~周辺」

一部で盛り上がりつつある「空飛ぶクルマ~Urban Air Mobility(UAM)~」もドローン業界の新しいトピックとして世界的に話題を提供してきており、次回はぜひこのテーマもうまく取り込んで、さらに充実した展示会&コンファレンスを目指したいと思います。大手航空機メーカーも開発に乗り出しており、全世界で100社以上が開発を行っているという社数もさることながら、これを取り込めれば、第2の航空ショーになる可能性が見えます。来年の目玉のひとつにできれば嬉しいですね。

 

来年の開催日程は、2020年3月25日(水)~27日(金)です。ぜひお楽しみに。